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30日、香港メディア・香港01は、モバイルバッテリーの発火事故が相次いでいる中国本土で、使用に関する規制が強化されていることを報じた。
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2025年6月30日、香港メディア・香港01は、モバイルバッテリーの発火事故が相次いでいる中国本土で、使用に関する規制が強化されていることを報じた。
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記事は、今年に入ってから飛行機内に旅客が持ち込んだモバイルバッテリーが機内で発煙・発火する事故が15件発生しており、前年同時期の約2倍に上っていると紹介。中国民用航空局が28日に緊急通知を発出し、「3C認証」(China Compulsory Certification、中国強制性製品認証)を取得していない一部のモバイルバッテリーの国内線への持ち込みを禁止したと伝えた。
また、ROMOSSとAnkerの両ブランドがこのほど合計120万台以上のモバイルバッテリーをリコールすると相次いで発表したことに言及。主な原因はバッテリーセルの原材料にあり、ROMOSSはバッテリーセル原材料の品質問題により、ごく一部の製品において使用中に過熱、発火現象が発生する可能性があると説明し、Ankerも「特定のサプライヤーから供給されたバッテリーセルの一部ロットに、未承認の原材料変更があった」とし、これにより過熱や発火のリスクが生じたことを明らかにしたと紹介している。
その上で、中国本土の市場で販売されるモバイルバッテリーには昨年8月以降「3C認証」マークが必須となったことを紹介。事業者が3C認証のないモバイルバッテリーを販売した場合にペナルティーを受けるものの、昨年8月以前に発売された3C認証のない製品を消費者が使用する場合、リコール対象製品でなければ制限はかからないとした。
記事はさらに、3C認証マークの真偽確認方法についても紹介。本物の認証マークは凝視すると立体的に見えるような技術が施されており、平面にしか見えない場合は偽造マークだと説明している。(編集・翻訳/川尻)
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