2025年6月30日、韓国・SBSニュースは「済州島で外国人犯罪予防のための特別治安活動の一環として、島全域で基礎秩序違反の取り締まりを実施した結果、外国人観光客の摘発が相次いだ」と伝えた。

取り締まりは26日に1時間ほど行われ、「無断横断（信号無視、横断歩道以外での横断など、交通規則を無視した道路横断）」で26人が摘発されたという。このうち11人が中国人、2人がノルウェー人だった。

年初から5月まで、済州島では「無秩序行為」が約4100件、摘発されている。このうち外国人は85％以上に達した。交通秩序違反も深刻な水準で、1日平均50件の無断横断が摘発されているという。

済州島では昨年、中国人観光客による路上での排便やごみのポイ捨てなどが問題視され、ネット上で話題となってきた。済州特別自治道にも、「中国人が路上でけんかしていてうるさい」「無断横断をしている」といった苦情が多く寄せられているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「シンガポールみたいに基礎秩序違反をしたら高額の罰金にすればいい。秩序も環境も守れるよ」「中国人のノービザは廃止して、韓国では好き勝手に行動できないと分からせるために、ルール違反時は厳しく処罰すべきだ」「罰金をどんどん科して税収を確保しよう」「外国人に韓国はうるさくしていい国だと認識されてしまった」「お金に目がくらんで美しいこの国の島を崩壊に向かわせている。済州島の政治家は中国資本とつながりがあるのか？」「もはや済州島は韓国なのか中国なのか分からないほど。正直、もう行きたいとは思わない」など、手厳しいコメントが多数寄せられている。（翻訳・編集/麻江）