中国のSNS・小紅書（RED）24日、「日本で勝手に車のナンバーを撮影してはいけない。ののしられます！！」との投稿があり、反響を呼んでいる。

投稿者の女性は、神戸メリケンパークオリエンタルホテルの玄関口に止まっていたタクシーのナンバーが「520」であることを発見。中国で「520」は「我愛你（愛してる）」を表すことから面白いと思い何の気なしに撮影したところ、運転手が現れて日本語で強い口調で何かを言ってきたという。

「タクシーに乗るのか？」と聞かれていると思った女性が「No need（必要ありません）」と伝えると、運転手はさらに厳しい口調で何かを言ってきた。その後、どうやら「写真を削除しろ」と言っているようだと気付き、慌てて削除してその画面を見せた。運転手は怒った表情で投稿者を一瞥（いちべつ）すると、そのまま去っていったという。

女性は「その場でどうすればいいか分からず、落ち込んだ」とし、「皆さんに注意喚起。車のナンバーを撮ってはいけません。所有者を怒らせる可能性があります」とつづっている。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「車のナンバーにプライバシー権はない」「ただ運転手が不快に思っただけでしょ。法律上は問題ないはず」「たぶん偽造ナンバーで、ネットに上げられたら困るから怒ったんだろう」といった声が上がる一方、「どこでもダメでしょ」「個人情報とプライバシーへの意識は、国内は希薄だからね。気持ちは分かるけど、外国では気を付けた方がいい」「撮ったのがナンバーだけで良かったよ。もし子どもでも撮影しようものなら警察に連れていかれるかもしれない」といった意見も。

また、「ナンバーだけを撮影するのは（中国）国内でも怪しすぎる。車全体なら良かったのでは？」「聞いた方が良かったね。私は以前、ある一軒家を撮りたくて住んでいる人がちょうど出てきたから撮ってもいいか聞いた。そうしたら表札が写らなければいいって。もし聞かずにそのまま撮ってたら、ののしられてたと思う」といったコメントや、「逆に考えて、もし（中国）国内で外国人があなたの車のナンバーを撮影しているのを見つけて、『何をやってるんだ？』と聞いたら相手が『必要ありません』って言ってきたら、あなたは相手と気分良く話ができるかい？」とのコメントも寄せられている。（翻訳・編集/北田）