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19日、香港版Yahoo!のYahoo財経に「バンダイ業績に二つの好材料、香港人の貢献は大きいのか?」と題した記事が掲載された。写真はガンダム。
2025年6月19日、香港版Yahoo!のYahoo財経に「バンダイ業績に二つの好材料、香港人の貢献は大きいのか?」と題した記事が掲載された。
記事はまず、「Nintendo Switch 2の爆売れにより任天堂の株価が再び過去最高を更新したが、先週からはバンダイにも好材料が現れている。日本のメディアによれば、バンダイが今年4月中旬にリリースしたモバイルゲームが、わずか1カ月で約51億円を荒稼ぎし、その部門の同期売り上げの半分を占めた。そのゲームには香港ユーザーからの多額の課金支援があり、海外収益では香港が1位を占めているという。また、新作の『ガンダム』の映像作品が突如として大ヒットし、これがガンプラ(『ガンダム』のプラモデル)の売り上げにも好影響を与えると見られている。その際には、香港の人々が引き続きバンダイに貢献する可能性がある」と述べた。
続けて、「バンダイの業績報告によれば、モバイルゲームはデジタル部門に属しており、今年3月までの年間利益は約670億円、四つの主要部門で第2位の収益となったという。また、日本のゲームメディア・ファミ通がSensor Towerのデータを引用して報じたところによると、バンダイの新作『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』(以下『エターナル』)は勢いが非常に強く、4月16日のリリース以降、App Storeの課金ランキングで即座に首位を獲得し、それが5日間続いた」とした。
さらに、「リリース8日目にはGoogle Playでも収益1位を獲得している。統計によれば、4月16日から5月15日までのおよそ1カ月間で、この同作は初月に3500万ドル(約51億円)の収益を記録し、日本のモバイルゲーム売上シェアで1位、同社のスマートフォン部門の収益の半分を占めた(同期間には『学園アイドルマスター』や『ONE PIECE バウンティラッシュ』などの作品も含まれている)」と言及した。
その上で、「現在『エターナル』はリリースから3カ月目に突入しており、新たなガチャ『ガンダムデスサイズEW』を実装し、再び課金ランキングの首位に返り咲いた。『エターナル』の収益構造は日本70%、海外30%とされており、その中で香港が海外課金シェア10%で1位、次いで台湾が8%を占めている。もしこのデータが正確であるならば、香港ユーザーのバンダイへの経済的貢献は決して少額ではない」と述べた。
記事は、「もう一つの好材料は視覚・音楽部門に関するものであり、この部門は現在バンダイの中で3番目に収益性の高い部門である。今年3月までの年間利益は約120億円に上る。同部門の注目プロジェクトには香港の九龍城を舞台にした『九龍ジェネリックロマンス』シリーズの実写映画(今年8月公開)や庵野秀明氏が代表を務めるスタジオカラーとの共同制作による『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(以下GQ)が含まれる。また、『ワンパンマン』第3期が10月に放送予定であり、大阪・関西万博で展示されるガンダムに関する収益も今年度中に計上される予定である」と説明した。
また、「GQ作品は、先日配信された第11話が世界中で話題を呼んだ。YouTubeには外国人のの驚きのリアクション動画が続々とアップされ、各種SNSもその話題で埋め尽くされた。特に注目されたのは、初代ガンダム RX-78が登場する展開や、シャアが変身する演出である。これにより、バンダイ最大の玩具部門であるプラモデル事業の売り上げ拡大が期待されている。ネット上には『今すぐ買いに行く』『Stonks(インターネットミームで株が上がることの暗示)』といったコメントがあふれており、バンダイがミーム株になるのではないかという声もある。
一方、「過去にもバンダイは突発的なヒットに恵まれながらも、それが業績に継続的な貢献をもたらさなかった例がある。バンダイは新年度におけるプラモデル事業の利益増加率を2.8%とかなり保守的に見積もっている。前年の増加率が80%以上だったことを考えると、今回は控えめな目標である。なお、過去の業績における目標達成率の誤差は10%を超えることはなかった。GQ作品の影響で売り上げが急増するかどうか、またその増加がどれほどになるのかは、意見が分かれるところである」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)
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