韓国半導体製造装置メーカーが中国企業に製品供給、韓国ネットは技術流出を懸念

Record Korea    2025年6月24日(火) 10時0分

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23日、韓国メディア・ソウル経済は「韓国の半導体製造装置メーカー、ハンミ半導体が中国の半導体大手にTCボンダーを納品したことが確認された」と伝えた。

2025年6月23日、韓国メディア・ソウル経済は「韓国の半導体製造装置メーカー、ハンミ半導体が中国の半導体大手にTCボンダーを納品したことが確認された」と伝えた。

複数の半導体業界関係者が「ハンミ半導体が昨年、中国メーカーに複数のTCボンダーを納品した」と証言したという。今年は追加発注がなく、現在も装備のテスト中だと伝えられる。TCボンダーはHBM(High Bandwidth Memory)製造に必須の装備。ただ、ハンミ半導体関係者は「顧客企業に関する情報は明らかにできない」とコメントしているという。

ハンミ半導体が中国メーカーに販路を広げたのは、SKハイニックスのベンダー多角化を受けての対抗策だとみられている。SKハイニックスは昨年6月、ハンファセミテック(旧社名:ハンファ精密機械)からTCボンダー2台を購入しており、今年はハンミ半導体よりハンファセミテックからより多くの供給を受けているという。昨年のTCボンダーの売上高のほとんどをSKハイニックスに依存していたハンミ半導体は今年4月、SKハイニックスに派遣していたエンジニアを撤退させ、強い不満を示した。

記事は「ハンミ半導体が中国に大量納品したわけではないが、韓国の特許技術などを活用し、技術を複製されるのではという懸念がある」と指摘している。専門家は「中国に半導体装備を輸出している企業は、中国メーカーが類似の装備を開発する可能性を念頭に置いている」「中国市場は大きく魅力的だが、技術流出が負担だ」と話している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「ライバル会社に売ったってことか」「ハンミの立場からすれば顧客だよ」「資本主義とは冷たいものだ」「SKが先にやらかしたから、仕返しでしょ」「ハンミ半導体、いいイメージだったのに売国奴企業か」「SKのせいで国内に売る相手がなくなったんだから仕方ない」「どうかしてる。奈落への道に足を踏み入れた」「すぐに中国にコピーされちゃうよ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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