日本のホテルで毎回のように受ける“差別”に不満=中国ネット「考えすぎ」「何の問題もない」

Record China    2025年6月20日(金) 21時0分

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中国のSNS・小紅書(RED)に18日、日本のホテルで中国人が経験する「ステルス(隠れた)差別」に関する投稿があった。

中国のSNS・小紅書(RED)に18日、日本のホテルで中国人が経験する「ステルス(隠れた)差別」に関する投稿があった。

投稿者は日本で長く生活しており、日本で仕事をして住民登録もしているというが、ホテルにチェックインしようとすると必ずフロントスタッフから「在留カード」の提示を求められるという。投稿者が「何を根拠に提示しないといけないのか」と尋ねると、ほとんどの場合「法律で定められている」と返答されるというが、投稿者は「調べたり法務省に問い合わせたりしてみたが、実際には旅館業法では日本に住所のない外国人だけがパスポートなどの身分証の提示が必要なのであって、私のような日本国内に住所がある外国人はその強制性の範囲内にはない」とした。

実際、厚生労働省のウェブサイトでも、「(在留カードの提示やコピーは)必要に応じて求めることはできるが法令上は根拠がなく、宿泊者が拒否した場合は強制することはできない」と説明されている。

投稿者は「私は身分証の提示を拒否するために争っているわけではない。ただ、なぜ毎回私が自ら説明し、誤解を解き、日本の法律を指摘しなければならないのか。ただ宿泊したいだけなのに、まるで自分の合法的な存在を毎回弁護しなければならないかのようだ」と説明。「(相手に説明すると)何度かは、相手の態度が急に冷たくなったこともあった。紙を雑に扱ったり、露骨に不機嫌そうな表情を見せられたりした。文句を言われたわけではないが、明らかに『あんたは面倒くさい』という感情が見えた」とした。

そして、「これは1回や2回のことじゃない。長期的に積み重なってきた疑われる感覚、よそ者扱いされる感覚だ。自分が敏感すぎるのか、あるいは細かすぎるのかとも思ったが、ある時気付いた。私が守りたいのは単なる1枚のカード(在留カード)ではなく、『公平に扱われる権利』なのだと。たとえ小さなことでも、私はもう黙って誤解を受け入れるつもりはない」とつづった。

この投稿に、中国のネットユーザーからは「日本人が外国人を公平に扱うことは永遠にない。こちらが強大になれば敬い、こちらが弱気に出れば遠慮なく蹂躙される」「これは自分の権利を保護すると同時に、法律の普及でもある。(日本の)多くのサービス業者がこうした規定を知らない」「彼ら(ホテルスタッフ)は見るだけじゃなくコピーもするからな。コピーさせないと泊まらせないと言われたら、いいと言うしかないだろう」といった声や、「日本に住んで数十年。ホテルで身分証の提示を求められたことなんて一度もないけど、私は例外なの?」といった意見も。

一方で、「ちょっと待って。じゃあチェックインに身分証は必要ないの?私はずっと提示してたけど」「ここで問題。在留カードを提示しなければ相手はどうやってあなたが国内居住者だと分かるの?」「日本人の処理はいつも規則に則っている。まず相手が外国人かどうか判断し、そうなら身分証を求める。これは効率が良いし、何の問題もないと思う」「もともと外国人でしょ。そこまで意地になる必要ないと思う。提示するだけなら提示すればいいじゃない」「どのくらい滞在していようが本質的には外国人に変わりない」「何でもかんでも差別だって。中国では外国人の宿泊を受け付けないホテルも多い。日本のホテルは身分を確認するだけでしょ?」など、投稿者に否定的な声が多かった。

このほかにも、「考えすぎだと思う。帰化して日本国籍を持っていても日本語が下手だと同じように在留カードの提示を求められる。こんな小さいことでも不機嫌になるなら、日本にはもっとたくさん不快になることがあると思う」「ホテル側はあなたの身分が確認できない場合、宿泊を拒否できるみたいだよ」「(ホテル側としては)あなたの予約を取り消すのが正しい方法」「ホテル側には警察に通報してあなたの身分を確認する権利があるし、あなたを不審人物とみなしても何ら不思議はない」「中国でも外国人にはパスポートの提示を求めてるけどね」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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