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17日、香港メディア・香港01は、上海市にある「上海環球金融センター」から煙のようなものが出ていることが近ごろネット上で話題となったことを報じた。
2025年6月17日、香港メディア・香港01は、上海市にある「上海環球金融センター」から煙のようなものが出ていることが近ごろネット上で話題となったことを報じた。
記事は、あるネットユーザーがこのほど同センターの上部にある空洞部分から煙のようなものが吹き出している不思議な光景を発見したとしてその様子をネット上に掲載したところ、議論を呼んだと紹介。同センターは高さ492メートルの101階建てで、平べったい形状をした上層階部分には大きな空洞が設けられていることが大きな特徴となっており、記事はその形状からかねてより「栓抜きビル」と呼ばれていた同センターが「謎の煙」によって今度は「加湿器ビル」と呼ばれるようになったと伝えている。
その上で、この「煙」の正体について「煙でもなければ、物理学で定義される水蒸気でもない。その正体は空気中の水蒸気が冷えて凝集したことでできた小さな水滴であり、自然界の雲や霧と同じものだ」と解説。上空で風が発生した際に空気が同センターの空洞部を高速で流れ、その際に「流体の速度が高まると圧力が下がる」というベルヌーイの定理によって水蒸気の圧力が低下して温度が下がり、過飽和となった水蒸気が凝集して水滴となり、霧が発生するという仕組みであることを説明した。
そして、この現象が発生する一番の「ミソ」はビル上部にある空洞であることから、この地域では同センターでのみ発生し、ほかのビルでは見られないのだと伝えている。(編集・翻訳/川尻)
上海金融センターから煙?「加湿器」とやゆされる pic.twitter.com/ruufav2cbF
— 中国動画 (@RC00547555) June 18, 2025
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