スタバが中国で値下げ、ネット民は「不十分」と不満―独メディア

Record China    2025年6月11日(水) 9時0分

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9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、米国コーヒーチェーン・スターバックスコーヒーが中国で値下げを発表したものの、ネットユーザーからは「不十分」との声が出ていると報じた。

2025年6月9日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、米国コーヒーチェーン・スターバックスコーヒーが中国で値下げを発表したものの、ネットユーザーからは「不十分」との声が出ていると報じた。

記事は、スタバ中国が9日、翌日より「フラペチーノ」「アイスティー」「茶ラテ」の数十品目の価格を引き下げることを発表、ラージサイズで平均5元(約100円)程度安くし、最低価格が23元(約460円)になるとしたことを紹介。同時に「午前はコーヒー、午後はノンコーヒー」と銘打ってコーヒー以外の飲料市場開拓に力を入れる姿勢を示したと伝えた。

そして、スタバの値下げ発表に対して中国のネットユーザーは「値下げが不十分」「相変わらずコストパフォーマンスが悪い」など冷ややかな反応を示しており、特に「最低価格『わずか』23元」という文言の印象が悪く、「われわれがそんなに金持ちにみえるのか」「23元あったら1週間分の野菜が買える」「23元あったらラッキンコーヒーが3杯飲める」など皮肉めいたコメントが寄せられたと紹介している。

記事は、中国市場がスタバにとって米国に次ぐ世界第2の市場である一方、近年ではラッキンコーヒーを始めとする自国のコーヒーチェーンが急成長したことで競争がますます激しくなっていると説明。加えて中国国内の景気低迷もあり、消費者の財布の紐がますます固くなっていることを背景として紹介した。

また、ラッキンコーヒーなどの中国ブランドは飲み物を9〜10元で提供しており、スタバとの価格差が非常に大きくなっていることを紹介しつつ、スタバに詳しい人物が仏AFPに語った内容として「今回のスタバの値下げは価格競争への参加ではなく、午後帯の集客強化が目的。長期的な戦略に立脚した措置」と伝えた。さらに、スタバが以前に「価格競争には加わらない」との態度を示していたことも併せて紹介した。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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