赤字転落に店舗閉鎖、韓国で苦戦の外国系コーヒーブランドに何が?=ネットは味と値段を指摘

Record Korea    2025年6月8日(日) 18時10分

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6日、韓国メディア・韓国経済は「北米と日本では高い人気を誇るコーヒーブランドが韓国では支持を得られず苦戦している」と伝えた。外国系コーヒーブランド

2025年6月6日、韓国メディア・韓国経済は「北米と日本では高い人気を誇るコーヒーブランドが韓国では支持を得られず苦戦している」と伝えた。

業界によると、BKRが運営するカナダのコーヒーブランド「Tim Hortons(ティムホートンズ)」は仁川(インチョン)・青羅(チョンラ)支店を1日に閉鎖した。韓国進出以来、初の直営店閉鎖だという。収益性の悪化と競争の激しい韓国コーヒー市場環境など複合的な要因による閉鎖決定だと業界は分析している。Tim Hortons側は「カナダのオリジナリティーと特有の感性をより多くの消費者に伝えられるよう、仁川圏域内でより的確な場所を探している」とコメントしているという。

また、「コーヒー界のアップル」と呼ばれるブルーボトルコーヒーは、2019年に韓国に上陸しソウル・聖水(ソンス)洞に1号店をオープン。主要商圏に店舗を増やしていったが、固定費の負担とコーヒー市場の飽和状態により、収益性の確保に苦しんでいるという。

ブルーボトルコーヒーコリアの昨年の売上高は311億ウォン(約33億円)で前年(264億ウォン)より約17%増加したが、営業利益は約89%減少の2億ウォンにとどまっている。当期純損失は11億ウォンで赤字に転落。韓国進出後初の純赤字を記録している。

外国系コーヒーブランドが韓国市場で苦戦する背景について、業界は「トレンド変化の速度と流通環境の特殊性」を挙げているという。韓国は消費者の好みの移り変わりが速く、SNS基盤の口コミによって急速にブランド認知度が変化していく。外国系ブランドは本社直営体制やグローバル標準戦略を固守しているため、韓国市場の変化に柔軟に対応できずにいるためだと、記事は説明している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「Tim Hortonsは他のコーヒーブランドに比べて値段が高い。一度行ったきり、もう利用していない。あの値段なら特に行く理由がない」「Tim Hortonsはカナダでは庶民のコーヒーなのに、韓国に来て高級ブランドぶっている。誰が飲みたがるか」「グローバル標準戦略なのに価格だけ例外。韓国でだけ高く売ってたら、そりゃ潰れるでしょ」「いい韓国ブランドが増えてるし、消費者もグレードが上がって、外国のものをありがたがる時代は終わったんだろう」「コーヒーがおいしければ店に行く。シンプルなことだよ」「もうカフェばっかりありすぎ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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