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31日、 中国のポータルサイト・捜狐に「劇場版 呪術廻戦 0」の復活上映に対して、中国のネットユーザーから嘲笑の声が上がっているとした記事が掲載された。写真は呪術廻戦。
2025年5月31日、 中国のポータルサイト・捜狐に「劇場版 呪術廻戦 0」の復活上映に対して、中国のネットユーザーから嘲笑の声が上がっているとの記事が掲載された。(本記事はネタバレを含みます)
記事はまず、「このほど『劇場版 呪術廻戦 0』が今年10月17日より日本で復活上映されることが発表された。同劇場版は、21年12月24日に日本で初公開された作品であり、当時は『呪術廻戦』がまさに絶頂期にあったため、劇場版の人気も非常に高く、公開からわずか3日間で興行収入は26億9412万円に達し、約191万人が劇場に足を運んだ。これは21年の日本映画における最高の初動成績であり、日本映画史上でも歴代2位という快挙であった。最終的に、同作の全世界興行収入は約265億円にまで上っている」と説明した。
続けて、「これほどの輝かしい成績を持つ作品である以上、復活上映は商業的にもごく自然な判断である。『呪術廻戦』の膨大なファン層と高い人気を考えれば、復活上映はファンにとって祝祭となるべきイベントであった。しかし、復活上映の発表がされた直後、中国のネットユーザーからは次々と嘲笑の声が上がった。一体なぜこのような事態になったのだろうか?」と疑問を提起した。
そして、「原因は『呪術廻戦』原作漫画の結末にある。物語の最終章において、かつてファンの間で『純愛の戦神』とまで称された乙骨憂太(おっこつゆうた)が、最終的に別の女性と結婚し、孫までいるという未来が描かれた。この展開は、ファンの心にあった『祈本里香(おりもとりか)を一途に想い続ける乙骨』というイメージとは大きくかけ離れており、むしろ作中の敵である夏油傑(げとうすぐる)が語った『女たらし』という言葉の方が現実味を帯びてしまった形となった」と言及した。
記事は、「今回復活上映される『劇場版 呪術廻戦 0』の内容は、まさに乙骨と里香の物語が中心である。一方では、乙骨が『純愛を裏切った』とされる結末が存在し、もう一方では、彼と里香の過去の美しい思い出を再び見るというギャップがあまりにも大きい。そのため、ネット上での復活上映に関する反応は、称賛よりも皮肉と嘲笑の方が目立っており、『この復活上映を見に行くのは愚か者だけだ』とやゆする声まで上がっている」と伝えた。
その上で、「この件については、『呪術廻戦』の公式が『金稼ぎ』に走っているように見えると言わざるを得ない。作品の完結後に収益を生み出す手段がなくなり、やむを得ず過去の劇場版に頼っているのかもしれない。『ONE PIECE』のようにオリジナルストーリーを用意した方が収益性も見込める上に、未回収の伏線も補完できるように思う」と指摘した。(翻訳・編集/岩田)
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