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初夏を迎えた湖南省寧郷市喩家坳郷では、約666.7ヘクタールに及ぶ満開のクチナシの花が風にそよいでいる。
初夏を迎えた湖南省寧郷市喩家坳郷では、約666.7ヘクタールに及ぶ満開のクチナシの花が風にそよいでいる。早朝には、100人近い村民がクチナシ栽培拠点を歩き回り花を摘んでいる。
摘まれたばかりのクチナシの花はすぐに喩家坳郷湧泉山村にある長沙紅湘肴農業発展有限公司の作業場に運ばれ、「三窨三提」と呼ばれる茶葉に花の香りを移す工程を経て潙山毛尖茶と「融合」し、ネットで人気の茶飲料に仕上げられる。または低温抽出技術によって、口紅やアロマなどの「美」をテーマにした商品に生まれ変わることもある。
同公司の責任者の陳玲さんは、「当社のクチナシ風味の肉製品やクチナシティーは売り上げが好調だ。2019年に故郷にUターンして起業し、クチナシの花がどんな製品になるか、クチナシ産業をどうデザインするかを考え、クチナシの『顔面偏差値経済』を重点的に打ち出すことにした。こうして農家220世帯の収入が年間平均2万元(約40万円)増加した」と話した。
喩家坳郷のクチナシ栽培の歴史は古く、今では騰輝、旭達、玉花谷の3大栽培拠点があり、栽培面積は 666.7ヘクタール以上、クチナシ産業で働く人は1千人以上となっている。
クチナシ配糖体の含有量が5.05%と高い国家地理的表示農産物「寧郷クチナシ」を利用して、喩家坳郷は「料理の香り、茶の香り、花の香り」の3香産業チェーンを構築した。クチナシの花を使った前菜など10種類の特徴的な料理を開発したほか、クチナシの葉のお茶、クチナシの花の精油などの派生商品が市場で認められている。これにより、郷全体の花農家3200世帯の年間平均収入は2万8000元(約56万円)増加している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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