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中国誌・財経は20日、中国の新造船受注が韓国を抜いて世界1位に返り咲いたと報じた。写真は江南造船集団。
中国誌・財経は20日、中国の新造船受注が韓国を抜いて世界1位に返り咲いたと報じた。
記事によると、4月の中国の新造船受注は54隻で、載貨重量トン数(DWT)ベースの世界シェアは57.8%に達した。2位と3位は韓国と日本で、韓国は41隻、38%、日本は2隻、3.8%だった。
記事は「返り咲き」という表現について、「中国が2024年まで15年連続で新造船受注で世界首位を維持していたためだ」「だが、25年の最初の4カ月は米国の政策の影響で2カ月韓国に抜かれた」と説明。その上で、「米国の『301条調査』により最近の国際的な造船構造に変化が生じた。中国で建造された船舶を使うことで米国の港湾で高額な費用が発生する可能性を懸念した一部船主は注文先を中国から韓国に変更。だが、4月が政策転換点となり、4月17日に発表された301条調査に基づく制限措置では高額な港湾費の徴収範囲が縮小され、中国建造の船舶を使用する国際海運会社やそれを発注する会社に対する制限が削除された。制限措置の緩和により、船主が再び中国の造船市場に戻ってきた」と伝えた。
記事はまた、海運データ機関ベッセルズ・バリューが提供したデータとして19日時点の中国の手持ち受注は3501隻、韓国は723隻だと紹介し、タイプ別で見ると中国はタンカーとばら積み貨物船分野で強く、これらの手持ち受注は韓国の約6倍の約2000隻であるのに対し、液化天然ガス(LNG)船という高付加価値船では韓国がリードしていて、韓国の手持ち受注は242隻、中国は115隻だとした。
これについて記事は「中国の造船企業は高付加価値船の納入ペースを加速し、急速に追い上げている」とし、上海の滬東中華造船は今年、19隻のLNG船を同時に建造する予定だと紹介した。(翻訳・編集/野谷)
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