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ITTF世界卓球選手権大会混合ダブルスで、ラケットのトラブルに見舞われた中国の王楚欽が「ラケットを5本用意しないと」と苦笑した。
カタール・ドーハで行われているITTF世界卓球選手権大会混合ダブルスで、ラケットのトラブルに見舞われた中国の王楚欽(ワン・チューチン)が「ラケットを5本用意しないと」と苦笑した。中国メディアの頭条新聞が伝えた。
19日に行われた混合ダブルス1回戦の試合直前、王は検査に出して戻ってきた自身のラケットの一部がはがれているのを発見。コーチの肖戦(シャオ・ジャン)氏もその場で「誰かにはがされたように見える」と指摘したが、審判はラケットは試合の規定に適合していると判断した。結局、王は予備のラケットで試合に出場した。
試合後のインタビューでは「なぜいつも自分ばかりがこんな目に遭うのか分からない」とし、検査前はラケットに問題がなかったことを強調。「ラケットすらきちんと検査できない。大会運営に失望している。前回の五輪も含め、大きな大会でたびたび自分の身にこんなことが起こっている。他の選手ならどんな気持ちになるか」と不満を述べた。
王は2024年のパリ五輪混合ダブルスで金メダルを獲得するも、直後にベンチになだれ込んだカメラマンにラケットを踏み折られるトラブルに見舞われている。
なお、王は19日の試合後、チームメイトとの会話の中で「今後はラケットを5本用意しないとダメだね。2本じゃ足りない」と自嘲気味に語る様子が撮影されている。
中国卓球協会はラケットの検査の透明性向上を訴えており、中国の卓球ファンからも「徹底調査」を求める声が多数上がるなど、王のラケットが「人為的に破壊された」との見方が広まっている。(翻訳・編集/北田)
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