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中国メディアの環球時報によると、米ニュースサイトのデーリーギャラクシーはこのほど、中国が42人のAI(人工知能)医師を擁する初の病院で世界を驚かせる」とする記事を掲載した。
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中国メディアの環球時報によると、米ニュースサイトのデーリーギャラクシーはこのほど、中国が42人のAI(人工知能)医師を擁する初の病院で世界を驚かせるとする記事を掲載した。
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記事はまず、「AIは医療分野で大きな進歩を遂げ続けている」とし、中国の名門、清華大学の智能産業研究院(AIR)が開発した、42人のAI医師を擁する中国初の仮想病院システム「エージェント病院」を取り上げ、「この施設は、21の医療部門にわたる最先端技術を統合したもので、AI主導の医療への大きな飛躍を示している」と伝えた。
記事によると、エージェント病院のAI医師と看護師は、大規模言語モデル(LLM)を搭載した自律コミュニケーション可能なインテリジェントエージェントを介して業務を行っている。このシステムは、入院前の手続きから、トリアージ、受付、診察、検査、診断、処方、リハビリテーション、フォローアップまで、患者ケアのあらゆる段階を網羅した完全な閉ループプロセスをシミュレートしている。AI医師は、膨大な医学文献を分析し、経験から継続的に学習することで、診断と治療のスキルを自律的に磨いていく。
エージェント病院はわずか数日間で1万人を超える仮想患者を処理した。研究者によると、この作業量は、平均して週100人の患者を治療した場合、人間の医師では通常約2年かかるという。同病院の主任研究員であるリウ・ヤン氏によると、このプロジェクトは医療における変革の一歩で、AI病院は医師の診断と治療の方法を変革し、医療従事者と一般市民の両方に計り知れない利益をもたらすことになる。このイノベーションは、医療従事者の負担を軽減し、診断ミスを減らし、治療の一貫性を高めることが期待される。
開発チームは厳格な国の医療規制を順守することの重要性を強調している。AIと人間の医療スタッフが効果的に連携する方法を慎重に検討しながら、AI技術が完全に成熟した後に臨床に応用されることを確実にしている。AI医師が正確に診断・治療できる疾患の改善と拡大に向けた取り組みが継続されている。
記事は「この画期的な成果は、AIが近い将来、医療インフラの不可欠な要素となり、人間の専門知識を補完することで現代医学が直面する課題に対処できるようになる可能性を示している。この開発は、医療におけるAIイノベーションの広範な波の一部であり、自動化と人間の判断のバランスという重要な問題を提起している。エージェント病院から得られた結果は、AI主導の医療が患者体験において不可欠かつ信頼できる要素となる未来を垣間見せてくれる」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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