拡大
中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「日本と韓国のエレベーター文化の違い」との投稿があり、注目を集めている。
中国のSNS・小紅書(RED)にこのほど、「日本と韓国のエレベーター文化の違い」との投稿があり、注目を集めている。
韓国出身で日本で生活しているという女性は、「私は子どもの頃からずっとマンションに住んできた。ソウルでは戸建てに住むことは実はあまりなくて、ほとんどの人がマンションに住んでいる。でも日本に引っ越してきて初めて、こちらでは戸建てに住んでいる人がたくさんいるって気付いた」とした。
その上で、日本のマンションで不思議に思った体験を紹介した。女性は「エレベーターに一緒に乗った日本人が行き先階ボタンを押さないことがある」とし、「例えば、私は8階のボタンを押すが、その人はただ乗っているだけ(同じ階で降りるわけでもなく)。そこで、この人は私が降りた後に自分の行き先階ボタンを押すんじゃないかと思った」と説明した。
ただ、「もしそのタイミングで1階で誰かがボタンを押していたら、その人はまた1階に戻ってしまうことになる。それはすごく面倒じゃないか」と疑問を提起。知人の韓国人に話したところ、みんな日本で同じような体験をしたことがあると分かったという。
女性は乗ってきた人がボタンを押さない理由として、二つの可能性があると推測。一つは「住んでいる階を他人に知られたくない」、もう一つは「階数ボタンを押してもらうのが気まずく、相手が降りてから自分がボタンを押そうと思っている」だとし、他のユーザーにどちらの理由の方が可能性として高いと思うか問い掛けた。
また、女性は「私たち韓国人は待つことがあまり得意じゃなく、エレベーターが来たらどんなに混んでいても乗り込むし、ボタンが届かなければ押してもらう。全然恥ずかしくない」としたほか、「韓国では一緒に乗りたくない時は『どうぞ』と言って先に行ってもらう。でも日本はもっとハイレベルで、私が行くと先にエレベーターを待っていた人が(一緒に乗りたくないのか)郵便物を取りに行くふりをしてその場を離れることがあった。当時はまだよく分かっていなくて、ドアを押さえたまま大声で『一緒に乗りますか?』って声をかけてしまった」と振り返り、改めて、日本人がエレベーターに乗ってもボタンを押さない理由や、中国のエレベーター事情を尋ねた。
この投稿に、他のユーザーからは「どちらかというと2番目(の理由)かな」「エレベーターに2人で乗って、同じ階でもないのに片方がボタン押さないって怖くない?」「私も(日本で)遭遇したことがある!私は12階建ての3階だったから、多分相手は私が降りてから押そうと思ったんだと思う」との声や、「東アジアの3カ国の中で日本は特別な感じがする。中韓の物のやり方やスタイルは比較的似ている」「中韓は適当なところが似てる。日本人は細かいことにこだわる」「どうやら韓国人と中国人はある部分ではとても気が合うみたい。中国人も90%は乗れるなら乗る。それに、『閉まるボタン』のすり減り具合が『開くボタン』を上回る。みんな『閉まる』を押しまくるから。日本人の社会恐怖症(コミュ障)レベルは理解が難しい」との声が上がった。
一方で、「陰湿と言うかコミュ障というか。でも自分も日本滞在が長くなってちょっとそうなってる」「私も知らない人がエレベーターに乗ろうとしていたらゆっくり歩いて先に行かせるタイプ」「日本で20戸もないくらいの小さいマンションに住んでたけど、住民同士距離を取っていた。帰宅途中に同じマンションに入る人を見たら歩く速度を緩めたり、エレベーターに人がいないことを確認してから乗ったり」「実は私も日本で同じことをしたことがある。日本語が下手でなんて言えばいいか分からなかったから」「私の場合は、単に押し忘れていることもある(笑)」といった声も。
このほか、「中国やアメリカなら、相手に『何階ですか?』って聞いて押してあげる」「ボタンの近くにいる人が聞いてあげるのがいいと思う」「日本人もそうする人はいるよ。私も何回も聞かれたことがある。でも、確かに日本人は内向的な人が多い。相手が降りてから自分の行き先階を押す人も多い」「日本の習慣では、できるだけ一緒に乗らないようにしようとするよね」「日本在住だけど、この前家に帰った時にある男の人が私がエレベーターに乗ろうとしているのを見て、一緒になるのを避けようと階段で上がっていった。そうしたら、上がった先でバッタリ会ってしまった」などのコメントも寄せられた。(翻訳・編集/北田)
Record China
2024/10/27
Record China
2023/5/16
Record China
2024/12/17
Record China
2024/12/6
Record China
2024/11/13
Record China
2023/11/27
ピックアップ
この記事のコメントを見る