拡大
四川省成都市で13日に開催された低空経済産業イベントで、沃飛長空の郭亮CEOが中国初の6人乗り電動垂直離着陸機「AE200」を発表しました。
四川省成都市で13日に開催された低空経済産業イベントで、沃飛長空の最高経営責任者(CEO)の郭亮氏が中国初の6人乗り電動垂直離着陸機(eVTOL)「AE200」を正式に発表しました。これは、都市間の通勤や観光を変革する「空飛ぶクルマ」であり、中国の低空モビリティが新たな段階へと進んだ象徴的な出来事となりました。
AE200は、純電動駆動と傾転ローター技術を採用したeVTOLで、航続距離は200キロ、最高時速は240キロに達します。空港から市街地への移動や観光、ビジネス用途など多様なニーズに対応し、従来のヘリコプターに比べて安全性が高く、利用コストも抑えられる点が特徴です。
特に注目されているのは、成都都市圏内での接続ネットワークの整備です。四川航空と沃飛長空が共同で推進する「民間航空+低空移動」モデルでは、今後2年間で商業施設や空港、ビジネスエリアなどに100カ所以上の離着陸ポイントを整備する計画です。飛行ルートが整備されれば、成都天府国際空港から市内中心部への所要時間が約1時間から15分へと大幅に短縮されます。
将来的には、離着陸ポイントを地下鉄駅のように都市全域に配置し、公共交通の一部として利用される構想です。2026年には耐空認証が完了し、成都は世界で初めて「民間航空+eVTOL」のシームレスな接続を実現する大都市になると期待されています。
AE200の商業運航が開始されれば、1座席当たりの運賃は高級タクシー並みに抑えられる見通しで、将来的にはさらに手頃な料金での利用が可能になると見込まれています。成都は今、未来型立体交通都市への大きな一歩を踏み出しました。(提供/CRI)
Record China
2025/5/15
Record China
2025/5/15
Record Korea
2025/5/15
Record China
2025/5/14
Record Korea
2025/5/14
華流
2025/5/14
この記事のコメントを見る