長崎市が制作した軍艦島VR映像を韓国メディアが問題視「痛みの現場を美化」=韓国ネットは賛否

Record Korea    2025年5月13日(火) 13時0分

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12日、韓国メディアは「日本植民地時代に朝鮮人強制労働の現場となった軍艦島の歴史を伝えるという約束を守らずにいる日本が、今度は軍艦島の『活気』だけを強調したVR映像を制作した」と報じた。写真は軍艦島。

2025年5月12日、韓国・ソウル新聞は「日本植民地時代に朝鮮人強制労働の現場となった軍艦島の歴史を伝えるという約束を守らずにいる日本が、今度は軍艦島の『活気』だけを強調した仮想現実(VR)映像を制作した」と報じた。

長崎市はこのほど、同市の端島(通称・軍艦島)が石炭採掘で栄えた当時の様子をCGで再現したVR映像を制作した。記事は「122人の朝鮮人が命を落とした痛みの現場を、日本は明治産業革命の象徴として美化している」と強調。これに誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授が強い遺憾を表明したと伝えた。

徐教授は12日、自身のSNSに日本の報道を引用して投稿した。「軍艦島を訪れた観光客は無料アプリを使ってこの映像を見ることができる」と説明し、「島内には娯楽施設も完備されてあらゆる生活が可能だったと美化しながら、そこで起きた朝鮮人強制労働の歴史的真実は徹底して無視している」「軍艦島の世界遺産登録後、日本は軍艦島デジタルミュージアムや産業遺産情報センターを開設してきたが、どこにも強制労働に関する内容は見当たらない」と批判した。その上で、韓国は「この10年間、日本にだまされてきた」とし、「今後は外交戦略を変えるべきだ」と指摘した。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「これこそ、われわれが日本を正しく直視するべき理由だ。そして日本が世界から尊重されない証拠だ」「地球が滅びるまでわれわれ民族と日本は不倶戴天の敵」「歴史を忘れてはならない」「親日派は反省し懺悔せよ」など、怒りの声が寄せられた。

一方で、「当時、朝鮮には仕事がなく、みんな貧しく飢えていた。朝鮮人は軍艦島で働きたがっていた。日本人はわれわれの祖先に雇用を与えた。その頃の人たちが日本に食べさせてもらって、国家発展の第一世代になったのでは」というコメントや、韓国映画「軍艦島」(原題。日本未公開)に言及した「捏造(ねつぞう)映画を事実だと信じている人がいるのか?拡散されている写真資料は違う島のものだし、でっちあげばかりなのに」「韓国は朝鮮人の強制労働ばかり教え、当時、日本人と同じように動員されたという事実を教えない。映画だって捏造ばかりだった」というコメントなど、軍艦島批判に反対する立場の声も多く見られた。(翻訳・編集/麻江)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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