2014年10月6日、香港の「セントラル占拠」の一部参加者が今月5日、警察側との緊張関係を緩和するために、占拠している拠点を警察側に引き渡すことに同意すると示した。それと同時に、特区政府教育局は、「セントラル占拠」の影響を受けていた湾仔区と中西区の中学校は6日から授業を再開すると発表した。

【その他の写真】

行政長官弁公室の外で「セントラル占拠」に参加する一部の参加者は5日夕暮れに竜和道と添華路の路面から退去する決定を表明した。

彼らは、市民が連日の占拠行為に対してマイナスイメージを持っており、救援と補給物資の輸送を妨げ、現在は退去の時機であるとしている。彼らは現場の警察側の指揮官と握手を交わし、警察側は彼らの決定を歓迎している。「セントラル占拠」の参加者が竜和道のフェンスを繋がるベルトを切った直後、パトカーがそこへ進入した。

香港九竜旺角（モンコック）の亜皆老街と彌敦道（ネイザンロード）の交差点では、一部の学生は退去し金鐘（アドミラリティ）に移ることを決め、数日来付近の住民と商業者に影響を及ぼしたことに対しお詫びの意を表した。

午後に開いた特区政府多部門の共同記者会見で、香港特区教育局は5日に、「セントラル占拠」の影響を受けていた湾仔区と中西区の中学校が6日から授業を再開することを決めた。この2つの地区にある幼稚園、小学校及び特殊の学校がいつ授業を再開することを決めるために、政府は関係情況に細心の注意を払っていく。（提供/新華網日本語版・翻訳/謝艶・編集/武藤）