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BYDのブランド・広報部門の責任者は「中国ブランドの多くはすでに『後半戦』に入っている。電動化とスマート化の融合こそがその象徴だ」と語りました。写真はBYD車。
中国を代表する自動車メーカー、比亜迪(BYD)のブランド・広報部門の責任者である李雲飛氏は上海モーターショーのインタビューで、「多くのグローバルブランドがまだ『前半戦』で追いかける中、中国ブランドの多くはすでに『後半戦』に入っている。電動化とスマート化の融合こそがその象徴だ」と語りました。
2025年第1四半期(1~3月)、BYDは世界で100万800台という販売台数を記録し、中国ブランドの販売首位を再び獲得しました。加えて、充電や運転支援システム分野で先進技術を次々と発表し、業界や消費者から注目を集めています。
この急成長の背景について、李氏は「中国市場の広さ、強固なサプライチェーン、そして技術力が成長を支えている」と述べています。ここ数年で中国の新エネルギー車産業は製造力とインフラ整備の両面で大きな進歩を遂げ、新エネルギー車の普及率は50%を超えています。
「海外市場への展開(横の拡大)」と「自動車文化の深化(縦の掘り下げ)」は、BYDが後半戦で注力する二大戦略です。
2025年4月時点で、BYDの新エネルギー車は110以上の国・地域に展開しており、2024年の乗用車の海外販売台数は前年比72%増の41万台超でした。2025年第1四半期には、乗用車とピックアップトラックの海外販売台数が20万台を突破し、前年同期比110%増となりました。タイやウズベキスタンの工場はすでに稼働を開始し、ブラジルやハンガリーでも新工場が稼働予定です。
また、自動車輸送用の専用船8隻を発注し、うち4隻はすでに運用を開始しています。大量輸送体制の確立によって、中国車のグローバル展開を強力に後押ししています。
海外進出の成功の鍵は、現地での人材採用や販売体制の構築に加え、BYDブランドの国際的な知名度の向上にあると李氏は語ります。
上海モーターショー期間中、BYDはブースで自動車デザインコンテストを開催しました。これは、ブランド認知を深めると同時に、自動車文化の醸成を狙った取り組みの一つです。
また、BYDは中国各地に多様なレース用コースを整備し、モータースポーツ体験の充実を図っています。さらに、製造業の現場と観光を融合させたプロジェクトも進行中です。(提供/CRI)
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