拡大
5月1日から5日まで5連休となる中国。旅行プラットフォームのデータによると、インバウンドの予約数が前年同期比173%増となっている。
「メーデー」(5月1日)に合わせて5月1日から5日まで5連休となる中国。旅行プラットフォームのデータによると、インバウンドの予約数が前年同期比173%増となっている。中国でショッピングを楽しもうと、多くの外国観光客が今、大きなスーツケースを持って、中国に向かっている。
中国商務部を含む6当局は再びタッグを組み、インバウンド客が中国において便利にショッピングを楽しむことができるよう、3カテゴリーにおいて8項目の措置を講じている。例えば出国時税還付の対象額が500元(約9800円)以上から200元(約3900円)以上に引き下げられ、現金による還付額の上限は1万元(約19万6000円)から2万元(約39万2000円)に引き上げられた。また、外国人観光客が集まる場所に設置する出国時に税還付を受けることのできる商品を販売する商店「退税商店」を増やし、購入するとその場で税還付される「即買即退」のサービスを全国で普及させる。
注目度が非常に高い「即買即退」サービスでは、実際どれくらい還付されるのだろうか?現時点で、中国は大部分の商品を対象に、外国人に11%の税還付を実施している。例えば、外国人観光客が1万元の商品を購入すると、その還付額は1100元(約2万2000円)となり、そこから2%の手数料が引かれて、最終的に約900元(約1万8000円)が還付される。
上海市南京路のある百貨店に足を運ぶと、米国人観光客のジュリアンさんが妻と一緒に、税還付取扱カウンターで、「即買即退」の手続きを行っていた1299元(約2万5000円)の陶器の食器を購入した2人には、その場で149元(約2900円)が還付された。
百貨店の運営責任者は取材に対して、「今年、外国人観光客の『中国で旅行』から、『中国でショッピング』に移行する流れが際立っている。上海に、『即買即退』専用取扱ポイントを7カ所設置した。南京西路や陸家嘴といった人気の商業圏をカバーしている。『即買即退』政策は、インバウンド客の二次消費を力強く促進している」と語った。
中国において、外国人観光客が一番好んで購入するものにも変化が生じている。以前であれば、外国人観光客は、パンダのぬいぐるみや茶葉などを購入するというのが一般的だった。しかし、外国人が乗り継ぎ目的で中国に一時入国する場合の滞在時間を240時間に延長する措置が講じられ、外国人観光客がショッピングに当てる時間が長くなり、中国スタイルのドレスをオーダーメイドしてもらうために、わざわざやって来る外国人もいる。
あるペルー人観光客は、「北京に1週間滞在している。ここには素晴らしい裁縫技術があり、オーダーメイドサービスもとてもいい。クオリティーは高く、値段も手ごろ」と喜んでいた。
また、あるベネズエラ人観光客は、「ベネズエラで卒業式に出席するので、スーツを2着オーダーメイドした。姉も中国スタイルのワンピースを選んでいるところ」と話した。
深センでは、ドローンを始めとする現地の「特産品」が、外国人観光客の間で人気を集めている。深センの大型ショッピングモール「万象城」のドローン販売店の店員・林鋭華さんによると、消費者の数は前年同期比40%増となり、売上高は同比300%増に達しているという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
Record China
2025/4/10
Record China
2025/4/3
Record China
2025/3/21
Record China
2025/3/14
Record China
2025/3/3
Record China
2025/3/11
ピックアップ
この記事のコメントを見る