中国の「天都1号」、世界初の日中の地月衛星レーザー距離測定に成功

CRI online    2025年4月29日(火) 18時50分

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中国の「天都1号」は世界初の日中の地月衛星レーザー距離測定に成功しました。

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中国の深宇宙探査実験室は29日、通信ナビゲーション技術試験衛星「天都1号」が日中の強い光の干渉下で、地月レーザー距離測定に世界で初めて成功したことを明らかにしました。

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衛星を利用した地月レーザー距離測定で求められる精密さは、1万メートル離れた場所の髪の毛1本を追跡して受信することに相当します。日中は太陽光の影響を受けて衛星からの微弱な反射信号は強い背景ノイズに埋もれやすく、信号を正確に識別して抽出することは困難です。地月レーザー距離測定はこれまで、光干渉の少ない夜間にしか行われていませんでした。

日中試験時の有効反射信号

夜間試験時の有効反射信号

今回の日中の強い光干渉の下で、地月レーザー距離測定試験の成功は同技術による観測の可能性を拡大し、国際月面科学研究ステーションなど深宇宙探査の重大ミッションの論証と実施を力強く支えることになります。

「天都1号」は昨年3月に「鵲橋2号」と共に打ち上げられました。その中心任務は将来、地球と月の間の通信と測位のための総合衛星群システムの構築に新技術を検証することです。試験衛星「天都1号」はこれまでに多くの新技術に関する試験を遂行しました。(提供/CRI

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