中仏天文衛星、ガンマ線バースト100回以上を検出

CRI online    2025年4月27日(日) 5時0分

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中仏の天文衛星はガンマ線バーストを100回以上検出しました。

中仏天文衛星は、中国とフランスの協力による宇宙望遠鏡プロジェクトで、2024年6月の打ち上げ以来軌道上で10カ月間飛行し、100回以上のガンマ線バースト(宇宙空間で短時間に膨大なエネルギーがガンマ線として放出される現象)を検出しました。24日に発表された第1回目の衛星の科学成果は国家天文台に渡され、運用されています。

中仏天文衛星には、中国側のガンマ線モニター、光学望遠鏡およびフランス側の硬X線カメラ、軟X線望遠鏡の4台の科学機器が搭載され、相互に連携することでガンマ線バーストの起源、物理的性質などを観測し、衛星プラットフォームと科学機器の軌道上テスト任務はすでに完了しています。

中仏天文衛星が検出した100回以上のガンマ線バーストのうち、最も注目されたのは130億年前からのガンマ線バーストで、宇宙誕生からわずか7億年後の極めて初期からのものです。科学者の分析によると、これは宇宙最初期の恒星が崩壊してブラックホールや中性子星を形成したことに由来する可能性があり、その光線は宇宙を約130億年かけて中仏天文衛星に到達しました。この発見は12年近く保持されていた国際記録を更新し、宇宙の赤ちゃん時代の姿を垣間見ることができました。

中仏天文衛星システムは現時点で、世界においてガンマ線バーストに対する多波長総合観測能力が最も高い衛星システムで、衛星の運用開始と第1回目の科学成果の共同発表は、中仏天文衛星プロジェクトの一里塚となっただけでなく、世界の時間領域天文学の観測研究が新たな段階に入ることを推進します。

中仏天文衛星は少なくとも3年間軌道上で作業し、宇宙における高エネルギー爆発現象の探索を続ける予定です。(提供/CRI

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