韓国が育てたK-POPの利益を日本など海外が享受?=韓国ネット「今に始まったことじゃない」

Record Korea    2025年4月26日(土) 16時0分

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24日、韓国・MBCは「K-POP歌手は海外公演に力を入れ、海外の有名アーティストのワールドツアーでは韓国が除外されることが多い」とし、その理由を報じた。資料写真。

2025年4月24日、韓国・MBCは「K-POPが世界の音楽の中心に立っているにもかかわらず、K-POP歌手は海外公演に力を入れ、海外の有名アーティストのワールドツアーでは韓国が除外されることが多い」とし、その理由を報じた。

英ロックバンド・コールドプレイは16日、韓国の高陽総合運動場で8年ぶりとなる公演を行った。コールドプレイは8年もかかった理由について「韓国のアーティストが上手なので練習していた」と冗談交じりに話したが、記事は「本当の理由は別にある」と指摘。「23年のアジア5カ国ツアーで韓国公演がなかった理由は、適切な会場がなかったため」「世界的アーティストは通常、5万人以上収容可能な大型施設で公演を行うが、韓国で唯一5万人以上入るソウルオリンピック主競技場が2年前に改修工事に入った」「4万5000人収容可能なソウルワールドカップ競技場は芝生保護の問題で使用が難しく、最近公演誘致に積極的な高陽総合運動場(4万3000人収容可能)は周辺施設と交通の面で不便だ」などと説明している。

一方、日本については「東京だけでも3万人以上収容できる会場が5カ所あり、そのうち2カ所は6万人以上収容可能。スポーツ競技と共有しない音楽専門の会場も4カ所ある」とし、「日本が会場拡充に力を入れているのは、経済的効果が大きいため」と指摘している。

シンガポールもアーティストの公演と観光を連携させた「ツアーツーリズム」に積極的で、1年間の公演観客数は人口の2倍に達するとされている。

記事は「シンガポールのナショナルスタジアムではBLACKPINKやコールドプレイの公演が行われ、公演前にシンガポールの宿泊施設の検索数は普段の8倍以上増加した」とし、「皮肉なことに、今年こうした会場で公演を行うアーティストの多くがBLACKPINKやTWICEなどのK-POPグループだ」「韓国が頑張って育てたK-POPの利益を海外の都市が享受しているとまで言われている」と指摘。「韓国の音楽の輝かしい地位を支えるための基盤設備が必要だ」と訴えている。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「今に始まったことじゃない。呉世勲(オ・セフン)氏のような人物を市長に選んだ時点で結果は見えていた」「東大門デザインプラザを建てて周囲の商圏を潰した呉世勲氏を二度も選んだソウル市民に責任がある」「供給があってこそ需要が生まれる。まともな公演会場がないから公演文化が活性化しない。『公演文化が活性化してから会場を建設する』というのは『生徒が勉強する姿を見せたら学校を建てる』と言っているようなもの」「まともな公演会場を1つ造れば、韓国アイドルだけで年間スケジュールが埋まるはず。韓国のアイドルを海外に送り出すのではなく、外国人が韓国に公演を見に来るようにするべき」「韓国国民は韓国を『先進国』と言っているが、脳や行動は後進国だな」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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