「慰安婦強制動員の証拠ない」と発言した韓国の大学教授が懲戒解雇=韓国ネット「大学の名誉守った」

Record Korea    2025年4月23日(水) 12時0分

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22日、韓国・YTNは「韓神大学社会学科の教授が、旧日本軍慰安婦被害者に対する侮辱的な発言や、済州島4・3事件、5・18光州民主化運動に関する歪曲発言で、懲戒解雇された」と伝えた。写真は韓神大学。

2025年4月22日、韓国・YTNは「韓神(ハンシン)大学社会学科の教授が、旧日本軍慰安婦被害者に対する侮辱的な発言や、済州島4・3事件(韓国・済州島で1948~54年に島民数万人が軍警に虐殺された事件)、5・18光州民主化運動(1980年5月18日から27日にかけて韓国・光州市を中心に起きた民衆の蜂起)に関する歪曲(わいきょく)発言で、懲戒解雇された」と伝えた。

記事によると、韓神大学は21日に開かれた懲戒委員会で、同教授について「教授としての品位を保つ義務に違反した」との理由で懲戒解雇処分を下したと明かした。

同教授は昨年9月、社会学の授業中に慰安婦問題に言及し、「実は慰安婦が強制的に動員された証拠はない」「売られたというのは、父親や叔父が売り飛ばしたということ」と主張し、批判を浴びた。さらに、済州島4・3事件を「共産主義の暴動」と表現し、5・18光州民主化運動についても「外部勢力の介入があった」と発言したとされている。

これらの発言が波紋を呼んだことを受け、同教授は「非主流の視点を紹介しようとした」と説明した。しかし、大学側が同教授の発言に関してさらなる調査を行った結果、授業中に学生に対して暴言を吐いたり、セクハラ発言をしたりしていた事実が発覚。大学側はそうした行為も懲戒解雇の理由に含めたという。

学校側は今回の決定について「85年間にわたり韓国社会の人権と平和のために歩んできた韓神大学の精神にふさわしい措置」とし、再発防止のために慎重な判断をしたと説明した。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「韓神大学は大学の名誉を守った」「なぜこんな人が大学教授になれたんだ?」「尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領と一緒に牢屋に入れるべき」「自分の主張が正しいと思っているのなら、堂々と名前や顔を公開してほしい」「この教授が歴史や社会を誰から学んだのか気になる」などの声が寄せられている。

一方で「元慰安婦だと最初に名乗り出た金学順さんは、『どうして慰安婦になったのか』との質問に対して『養父に売られた』と証言している」「その程度の発言で懲戒処分?この国に学問の自由はないのか?」といった声も見られた。(翻訳・編集/堂本

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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