誰が金を爆買いしているのか―中国メディア

Record China    2025年4月24日(木) 7時30分

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22日、第一財経は、国際金価格が上昇を続けていることを報じた。

2025年4月22日、第一財経は、国際金価格が上昇を続けていることを報じた。

記事は、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で22日、金先物価格が1オンス当たり3509.9ドル(約50万円)に達して史上最高値を更新したと紹介。中国国内でも金価格が大きく上昇したと伝えた。

そして、金価格の上昇についてある貴金属取引業界関係者が「世界の中央銀行や機関投資家、個人投資家が一丸となって金を安全資産にしようという動きがある」と述べたことを伝え、トランプ米政権の相互関税政策に伴う米ドルの信用低下によって金の通貨的属性が強まっているとした。

その上で、中国市場でも金の価格上昇が続いていると紹介。上海先物取引所で22日の金先物契約価格の終値が1グラム当たり831元(約1万6000円)と前日比で3%以上上昇したほか、取引額が9892億9000万元(約19兆円)に達し、機関投資家の参加度が高い株価指数先物を超えたと伝えた。また、現物市場でも上海金取引所における21日の総取引額が218億元(約4200億円)、取引量は2万7215.2キロに上ったと報じている。

さらに、金ETF(上場型投資信託)の取引も活発化しており、世界金協会(WGC)の統計によると、25年1〜3月における実物金ETFへの流入総額は210億ドル(約3兆円)、流入量は226トンと、四半期としては史上2番目の記録となったことを紹介。中国でも20本の黄金ETFの平均年初来上昇率が27.7%の高パフォーマンスを示していることを伝えた。

記事は、活況を呈する金市場について、依然として大きな価格変動リスクに警戒する必要があるとも指摘。広州金控先物研究所の程小勇(チョン・シアオヨン)副総経理が「金は安全資産としての役割を持っているものの、他の資産価格が大幅に下落し、金融機関がレバレッジを縮小したり損切りを迫られたりする局面では、流動性確保のために金を売却することもある」と警告したことを紹介している。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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