中国・上海ディズニーランドの商業施設で大量のおもちゃを盗んだとして、容疑者7人がこのほど身柄を拘束された。中国メディアの斉魯晩報が21日付で伝えた。

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記事によると、犯行の現場となったのはショッピングや飲食などが楽しめる無料入場エリアのディズニータウンの店舗。現地の警察に「万引きした客2人を捕まえた」という通報が入ったのは1月29日のことだ。

当時対応に当たった警察官は「2人は非常に落ち着いていて、怖いものなしのようにさえ見えた」と振り返り、調べてみても未会計の商品が見つからなかったことに現場にいた警察官や警備員は強い疑念を持ったと語った。というのも、警備員はこの客が万引きした可能性があることをはっきりと目撃していたからだ。

警察は店による窃盗被害状況の調査結果を受け、容疑者がグループで犯行を行っている可能性があると判断した。そして防犯カメラの映像から、グループには商品を選んでそれを仲間に渡す役割を持つ人物がいることを確認。盗まれた商品は店の裏にある静かな場所でさらに別のメンバーに渡されていた。

犯行グループのメンバーは5人で、警察は他にグループが盗んだ商品を受け取ったとして2人を拘束した。

グループは犯行が成功したことでますます大胆になり、拘束前の半月の間に盗まれた商品は50万元（約960万円）相当を上回る。警察によると、容疑者の数人は以前、代理購入のため園内に入っていたが、こうした行為を認めないディズニー側によってブラックリスト入りとなった。その後、外で別の商売をしようと考えているうちに窃盗を始めるようになったという。（翻訳・編集/野谷）