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中国のSNS上で、「中国卓球界は反省すべきだ」と呼び掛ける中国メディアの文章が反響を呼んだ。
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卓球のITTFワールドカップマカオ2025男子シングルスをブラジルのウーゴ・カルデラノ(28)が制したことを受け、卓球王国・中国のSNS上では「中国卓球界は反省すべきだ」と呼び掛ける中国メディアの文章が反響を呼んだ。
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世界ランク5位のカルデラノは18日の準々決勝で日本の張本智和(21)と対戦し、19日の準決勝では中国の王楚欽(ワン・チューチン)(24)を、20日の決勝では同じく中国の林詩棟(リン・シードン)(20)を破って金メダルに輝いた。
これについて、中国メディア・揚子晩報の孫慶(スン・チン)評論員は「『ブラジル選手が世界チャンピオンになった』は別の競技ではなく確かに卓球で起きたことだ」として、カルデラノと戦った張本は世界ランク3位、王は2位、林は1位でいずれも格上であることに言及。3人を破ってカルデラノが優勝を手にしたことの衝撃は「中国男子サッカーがブラジルのマラカナン・スタジアムでブラジルを5-0で破るのに匹敵するレベル」とも称し、カルデラノの躍進を「ファンや注目度、資源が不足する中で自身の才能と努力、情熱によって世界の頂点に立った。卓球競技にとってこれが偉大な瞬間であることは間違いない」とたたえた。
文章はさらに、ブラジルのルラ大統領が「前例のない快挙」とカルデラノの優勝に直ちに祝福のメッセージを寄せたことも紹介している。
一方で、文章は、卓球で中国選手が破れることに過剰に反応すべきではないとの見解を示しながらも「もちろん、中国卓球界は反省する必要がある」と続け、「中国卓球界は世界の卓球の技術や戦術の発展をリードしているか」「世界トップレベルの選手を次々と輩出し続けているか」「準決勝で中国選手が負けると、なぜネット上にあれだけ多くの『いいね』が出現するのか」「この競技の発展のためにわれわれは良好な環境と雰囲気、成長の道筋をつくっているか」という点について振り返ってみるよう促した。
文章はまた、「これらはワールドカップ優勝を逃してからの疑問ではない」とも記している。(翻訳・編集/野谷)
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