マレーシア最高元首のイブラヒム国王は16日午前、王宮「イスタナネガラ」で、同国訪問中の中国の習近平国家主席と会談しました。

習主席は、「中国とマレーシアの両国関係は波乱万丈な半世紀を経て、より良い将来を迎えている」と述べ、イブラヒム国王と共に努力し、両国関係の長期的かつ安定した発展をリードし、ハイレベルな戦略的中国・マレーシア運命共同体を共に構築し、善隣友好、団結協力の新たな一章をつづり、両国関係の新たな「黄金の50年」を切り開いていきたいと表明しました。

さらに、「双方は政治的相互信頼を持続的に深化させ、互いの核心的利益と重大な関心事に関わる問題で相互に支持しなければならない。発展戦略の連携を深化させ、優位性を補完し、互恵・ウィンウィンを維持し、手を携えて現代化の道を歩まなければならない。『両国双園（中国とマレーシアの指導者が提言・推進している政府間重要協力プロジェクト）』、東海岸鉄道などの重要プロジェクトをしっかりと実施し、人工知能（AI）、デジタル経済、グリーン経済など未来産業の協力に力を入れていく」と述べました。中国市場へ向けたマレーシアの良質な農産物の進出を歓迎し、マレーシアに対する中国企業の投資と事業展開を奨励するとともに、マレーシア側と「儒教とイスラム教の文明間対話」を推進し、より多くの文化、観光、教育協力に取り組み、両国の民間交流を促進する中国側の姿勢を示し、マレーシアが東南アジア諸国連合（ASEAN）の輪番議長国として従事している取り組みに支持を表明しました。（提供/CRI）