アナログチップ分析、関税の影響で価格競争激化は抑制される可能性

CRI online    2025年4月14日(月) 17時30分

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関税の影響でアナログチップ価格競争激化が抑制される可能性が指摘されています。資料写真。

アナログチップのアナリストによると、米国による関税が実施された場合、米テキサス・インスツルメンツ(TI)やアナログ・デバイセズ(ADI)などはコスト面で制約を受けることになります。例えば、TIの12インチウエハー工場はコスト削減の効果があるものの、米国内では追加関税によってその優位性が相殺されるため、値下げの期待が抑制され、価格競争の激化が遅れる可能性があります。

一方、中国のアナログチップ企業は米国への輸出比率が低く、一部の企業は海外市場の比重が高いものの、多くは香港を経由した輸送が主流です。

市場別動向を見ると、消費市場では、価格の下落余地が小さく、昨年からほとんど値下げがおこなわれていません。これは、以前から価格競争が激しかったことに加え、低価格帯の製品の在庫処分が進んでいたためです。一方、産業向けおよび自動車向け市場では、昨年価格の下押し圧力がありました。産業分野では、下流企業の在庫消化による需要の低迷が影響し、全体的な価格下落から特定の製品や顧客への影響へと変化しています。

自動車市場では、海外の競合企業が中国市場を重視しており、国内企業も積極的に展開を進めています。しかし、中国の自動車向けアナログチップの国産化率は依然として低く、競争が激しいため、価格には下落圧力がかかる状況です。(提供/CRI

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