台湾メディアの中時新聞網は13日、日本人女性が台湾のある乗り物の利用を控えるようSNSで発信し、物議を醸していると報じた。

記事によると、その乗り物は台湾で「小黄」と呼ばれる黄色いタクシーのこと。台湾で長く生活している日本人女性が先日、SNS・Threads（スレッズ）でこの「小黄」を利用した時に不快に感じたこととして、「運転手さんはこちらが中国語が分かると見ると、月収はいくらかとか、台湾に住んでどのくらいかとか、台湾人と結婚しているのかとか、プライベートな質問を次々に投げ掛けて来る」ことを挙げた。

また、「自分をまるでガイド扱いして、日本各地の旅行に関する情報をたくさん聞いてくる」とし、「多くの人は、日本がどのくらい広いか理解していない」と言及。ほかにも、「車両が古くてたばこの臭いがする」「運転マナーが悪く、荒っぽい」といった点を指摘し、「台湾でタクシーを利用する時はUber（ウーバー）しか使わないようにしている。Uberの運転手さんは若い人が多く、話しかけてくることはあまりない。日本人の女性は一人の場合は『小黄』には乗らない方がいい」とアドバイスしたという。

この投稿は、台湾の他のSNSや掲示板にも転載され反響を呼んでいるといい、台湾のネットユーザーからは「確かに」「笑った。めっちゃ的確」「台湾のタクシー運転手はなぜか分からないけど、客に話しかけたがる。うっとうしい」「台湾のタクシーは10台中9台はたばこ臭い」「これは常識。私も『小黄』じゃなくUberを使うようにしてる」「台湾の『小黄』の質はひどい。前に外国の友人と一緒に乗って、恥ずかしくて逃げ出したくなった」などのコメントが寄せられているという。（翻訳・編集/北田）