中国国営の中央テレビ（CCTV）は10日、中国で高純度石英鉱が発見されたと報じた。

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同局は「自然資源部が近日中に『新発見鉱種公告』を発表し、その中に新たな鉱種『高純度石英鉱』が含まれることが分かった」と報道。高純度石英鉱について、「選鉱や精製を経て二酸化ケイ素（SiO2）の含有率が99．995％以上に達し、不純物や包有物（インクルージョン）が極めて少なく、半導体や太陽光発電などの先端分野の応用要件を満たすものを指す」と説明し、近年、中国は河南省の東秦嶺や新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州のアルタイ地区などで多数の高純度石英鉱を発見していると伝えた。

また、「高純度石英は世界的にも希少で、中国が高度に輸入に依存してきた戦略的資源である」と言及し、「高耐熱性、耐腐食性、低熱膨張性、高絶縁性、そして高透明性といった特徴を持ち、半導体や太陽光発電などの新興産業において不可欠な基盤材料であり、国家のハイテク競争において極めて重要な役割を果たすもの」と伝えている。中国はこれまで、主に米国やノルウェーなどからの輸入に依存していたことから、中国での発見により同国内のハイテク産業への安定供給の実現が期待されている。

中国のネットユーザーからは「良い知らせだ！ハイテク産業にとってさらなる活力になる」「（トランプ大統領の関税発動という）こんな敏感なタイミングで！？すごいぞ」「私は以前から（中国に）あったのではないかと疑っている。最近になって一斉に発表しただけ」「良かった。このタイミングというのは絶妙」「土地が広いことの利点がこんな時に発揮された」「国（中国）の手にはどれだけのカードが握られているか、われわれには知る由もない！」「米国を打ち倒そう」といったコメントが寄せられている。（翻訳・編集/北田）