中国が食品ラベルの表示で新規制、「添加物ゼロ」は禁止

CRI online    2025年3月30日(日) 9時0分

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中国政府はこのほど、食品安全に関する国家基準と修正リスト59項目を発表しました。

中国政府はこのほど、食品安全に関する国家基準と修正リスト59項目を発表しました。うち、食品ラベルの基準二つが人々の注目を集めています。関連内容から、食品ラベルの新基準が施行されると、新たな変化が生じるとみられています。

今回発表された新基準では、食品のデジタルラベルの定義と応用の要求が明確になりました。消費者はQRコードをスキャンすることで、食品情報に関する紹介画面の拡大、音声読み上げ、動画解説などの機能が利用できるようになります。それにより、消費者は該当食品の情報を簡単に入手して安全性と栄養情報を理解することができます。

また、これまでの「無添加」という表示は生産過程を対象とするもので、最終的な商品に含まれる原料や成分と完全に一致するものではありません。例えば、ある果汁飲料のパッケージには「ショ糖無添加」と表示されていますが、果汁自体に本来糖分が多く含まれているため、「ショ糖無添加」の表示は、消費者が糖分ゼロと誤解し、消費者をミスリードすることになります。

多くの食品メーカーは消費者が食品添加物を好ましくないと考えている心理を利用し、「無添加」「添加物ゼロ」などの表示で消費者を引き付けています。こうしたミスリードを避けるため、新しい基準が実施された後、食品包装ラベルは食品の成分を強調するために、「無添加」「添加物ゼロ」などの表示を使用することができなくなります。

このほか、新たな基準では従来までの賞味期限から、年月日の順で明確に表示された「賞味期限期日」方式に調整され、賞味期限情報の表示がより直感的になります。同時に、賞味期限が6カ月以上の食品の場合、食品の賞味期限と期日(年と月)を表示するだけで良く、国際基準に合わせた対応となっています。

新たな基準は、さらに生産者が自主的に消費者の参考用として包装食品の「消費保存期限」を最終消費期限として表示することが規定されています。これにより、食品の安全を確保するとともに、食品の浪費を最大限に防ぐことができます。(提供/CRI

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