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サッカーのU-17中国代表を率いる上村健一氏が「中国の方が日本よりもポテンシャルの高い選手が多い」と語ったことが、中国で話題になっている。写真は上村氏。
サッカーのU-17(17歳以下)中国代表を率いる上村健一氏が「中国の方が日本よりもポテンシャルの高い選手が多い」と語ったことが、中国で話題になっている。
Jリーグのサンフレッチェ広島などで活躍し、日本代表としてもプレーした上村氏は、昨年2月、中国で日本人として初の年代別代表監督に就任した。中国A代表が低調な中で、上村氏が率いる同年代の代表は、23年EAFF U15 男子選手権決勝で日本を破って優勝するなど、活躍が目覚ましい。
上村氏はこのほど受けた中国メディアのインタビューで「みんなが『自分が中国代表をワールドカップ(W杯)に連れて行くんだ』っていう思いの下に毎日を過ごしてほしいです」とした上で、「ポテンシャルはむしろ(日本より)中国の子の方が、高い選手が多いんじゃないですか」と語った。
また、「将来的にあなたが率いるこの(U-17)チームが、中国サッカーにとって小さな(希望の)光となるでしょうか?」との質問には、「分からないですけど、なってほしいとは思います」と話した。
中国のSNS・微博(ウェイボー)では「日本人監督がポテンシャルの高い選手は中国の方が日本より多いと発言」が一時トレンド入り。ネットユーザーからは「この日本人監督が言っていることは事実」「これはお世辞でも何でもない」「中国の人口の母数と国力からいって、サッカーがこんなに弱いのはおかしい」「本当にサッカーがうまい子は(協会の腐敗で)代表に入れないようになっているからな」といった声が上がった。
また、「ポテンシャルのある選手はどんどん出てきている。後は彼らをどう育てていくか」「問題は良い苗が人間関係(コネ)によって無駄にされてしまうこと」「ポテンシャルがあっても、毎日ボールではなく『お金』を追いかけるようになってしまっては元も子もない」など、環境面や育成面に問題があるという意見も多かった。
なお、最も共感(いいね)を集めていたのは「中国の子に最も適しているのは日本人監督だ。中国サッカー協会のこの方向性は正しいと思う。若い年代はより多くの日本人指導者を招聘してもいいと思う」とのコメントだった。(翻訳・編集/北田)
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