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中国で人型ロボットに対する注目度が高まるばかりとなり、多くの事業者が商機を嗅ぎ付けている。
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中国では今年に入り、人型ロボットに対する注目度が高まるばかりとなり、多くの事業者が商機を嗅ぎ付けている。このところ、新しいロボットの応用シーンが登場し続けており、ロボットレンタル市場も活況を呈している。中には、1日のレンタル料金が1万元(約20万円)を超えるロボットもあり、それでも利用者が非常に多くなっているという。
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湖南省張家界市の武陵源景勝地がにぎわいを見せている。それは、ロボットが観光客に、熱心にあいさつしたり、チケットを提示してロープーウェイに乗れるよう案内したり、一緒に写真や動画を撮影したりし、中国国内外から来た観光客の間でこうした文化観光体験が人気となっているからだ。
取材では、市場の人型ロボットの在庫は少なく、入荷までに時間がかかり、レンタル料金も高騰していることが分かった。ロボットレンタル会社の責任者・雷勇林(レイ・ヨンリン)さんによると、レンタル料金は同じ都市なら1日8000元(約16万円)からで、他の都市の場合はスタッフの人件費や出張費も含めて1日1万元以上になるという。
ロボットのソフトウェア・ハードウェアがアップデートされ続けているため、ロボットが「出張」する際、それを操作・メンテナンスするスタッフが同行する必要がある。そのため、ロボットだけでなく、ロボットを操作できるスタッフも不足している。
山東省泰安市の泰山が導入した「登山アシストロボット」が注目を集めたことがきっかけで、そのロボットを提供した会社の社員の余運波(ユー・ユンボー)さんは朝早くから客の対応に追われていた。業務量が激増し、注文が殺到。オンラインプラットフォームにアップしていた同商品を一時的に削除するほどだったという。それにもかかわらず、「買いたい」という電話による問い合わせや店に直接来る人が絶えないという。
業界関係者は、2025年はロボットの量産元年となると予測している。また、産業チェーンが整備され、成熟するにつれて、人型ロボットの価格は2018年の300万元からすでに数十万元にまで下がっており、今後、ロボットの技術的ブレークスルーが成し遂げられ、市場が成長するにつれて爆発的成長期を迎え、価格もさらに下がっていくとみられている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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