北京市内の中国国家博物館（国博と略称される）が25日に明らかにしたところによりますと、明孝端顕皇后（こうたんけんこうごう：1564年～1620年）のものとされる、九つの竜と九つの鳳凰が飾られた皇后の礼装用冠をモデルにデザインされたオリジナルクリエイティブグッズ――鳳凰冠冷蔵庫用マグネットの累計販売数が100万個を突破しました。さらに鳳凰冠の知的財産（IP）商品シリーズ全体の売上高が1億元（約20億7000万円）を超え、国博がこの20年間に開発した単一のクリエイティブグッズとシリーズグッズの販売記録を更新しました。

国博のクリエイティブグッズ開発チームは25日、100万点目の購入者に「鳳凰冠冷蔵庫用マグネット記念版」と記念証明書を贈りました。開発チームは現在までに、鳳凰冠の知的財産商品として、既にノート、ぬいぐるみ、馬面裙（マミアン・スカート：宋や明、清時代の伝統衣装で、腰に巻いて身につける、ひだの入ったロングスカート）、アイスクリーム、オルゴールなど20余りのクリエイティブグッズを開発、デザインし、文化財の影響力をさらに広げ、来館者の文化財そのものへの注目を引きつけています。

「国際博物館の日」を5月18日に控え、国博は「古代中国読本」と古代中国シリーズのクリエイティブグッズを発売し、文化財を斬新な形で生かし、より多くの来館者が「博物館を家に持ち帰れる」よう努めているということです。（提供/CRI）