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25日、中国のポータルサイト・捜狐に、ドラえもんがのび太のすべての問題を解決しない理由について考察した記事が掲載された。写真はドラえもん。
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2025年3月25日、中国のポータルサイト・捜狐に、ドラえもんが野比のび太(のびのびた)のすべての問題を解決しない理由について考察した記事が掲載された。
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記事はまず、その主な理由は四つあるとし、一つ目を「のび太の成長を助けるため」だとして、「ドラえもんが未来から派遣された目的は、のび太の潜在能力を引き出し、不幸な運命を変えることにある。もしドラえもんがすべての問題を解決してしまえば、のび太は何の経験も積むことができず、成長もできない。例えば、勉強面でドラえもんが道具を使って宿題やテストを手伝えば、のび太は知識を身につけることができず、独立した思考力や問題解決能力を養うこともできない。それではドラえもんの本来の使命に反することになる」と説明した。
二つ目は「深刻な問題を引き起こす可能性があるため」だとし、「のび太の性格には、怠け癖、臆病さ、依存心の強さなど、多くの欠点がある。もしドラえもんが無条件に彼の願いをかなえ続ければ、これらの欠点はさらに悪化するだろう。例えば、のび太は過去に何度も道具を乱用し、自分の欲望を満たそうとしたり、現実から逃避したりしてきた。また『もしもボックス』を使って現実を変えようとした結果、予想外の大混乱を招いたこともあった。もしドラえもんがそのようなのび太の行動を止めなければ、のび太はますますわがままになり、道具に依存する。最終的に現実世界の正しい認識を失い、普通の生活に適応できなくなってしまうだろう」とした。
三つ目は「物語の展開上必要だから」とし、「もしドラえもんがすべての問題を直接解決できるとしたら、物語は単調になり、面白みがなくなってしまう。のび太がドラえもんの助けを借りながら問題を解決する過程で、さまざまな予想外の出来事や困難に遭遇するからこそ、物語にはスリルやドラマ性が生まれる。例えば、宝探しの冒険では、ドラえもんの道具を使っても、さまざまな危険や試練に直面し、それらをのび太や仲間たちが協力して乗り越えなければならない。このようなストーリーの展開があることで物語はより魅力的になり、読者や視聴者を引きつけるのである」と論じた。
四つ目は「ドラえもん自身の制約のため」だとし、「ドラえもんは確かにさまざまな不思議な道具を持っているが、それらは万能ではなく、使用には制限や副作用がある。例えば、人間関係に関わる感情の問題などは、道具では解決できないケースもある。また、ドラえもん自身の能力やエネルギーも無限ではなく、いつでもどこでものび太を助けられるわけではない。彼自身も休息を取ったり、自分の用事をこなしたりする必要があるのだ」と述べた。
そして、「『ドラえもん』はこのような設定を通じて、私たちに人生においては自分の力で問題を解決することが大切であることを伝えている。同時に、ドラえもんの存在によって、のび太が少しずつ成長し、進歩していく姿を描いていることも、同作が多くの人々に愛され続けている理由の一つだ」と言及した。(翻訳・編集/岩田)
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