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8日、中国のウェブサイト・什么値得買に「『聖闘士星矢』に匹敵する知名度を誇った日本の熱血アニメ」と題した記事が掲載された。写真は天空戦記シュラト。
2025年3月8日、中国のウェブサイト・什么値得買に「『聖闘士星矢』に匹敵する知名度を誇った日本の熱血アニメ」と題した記事が掲載された。
記事はまず、「1980年代末から90年代初頭は、日本アニメの黄金時代であり、この時期に『聖闘士星矢』、『ドラゴンボール』、『北斗の拳』といった数多くの名作が誕生した。これらの作品は海外にも輸入され、多くの子どもの心に残る名作となった。その中には、『聖闘士星矢』と似た作風を持ち、中国に導入された当初は、その知名度をも上回るほどの人気を博した作品があった。そのアニメこそ70、80年代生まれの人なら誰もが知るアニメ『天空戦記シュラト』である」とした。
その上で、「『天空戦記シュラト』は、主人公の日高秋亜人(ひだかしゅらと)と親友の黒木凱(くろきがい)が、ある日神々が住む天空界に転生する物語。彼らはアスラ神族の復活を阻止するため守護神・シュラト(修羅王秋亜人/しゅらおうしゅらと)とガイ(夜叉王凱/やしゃおうがい)として呼び戻されたが、ガイはまるで別人のようにシュラトに襲いかかる。調和神ヴィシュヌの裏切りにより追われる身となったシュラトは、敵味方に分かれた八部衆と戦いながら、平和を取り戻すために奮闘する。同作は92年5月に貴州テレビ局によって中国に導入され、香港TVBの吹き替えチームによって広東語版が制作された後、各地のテレビ局でも次々と放送された」と紹介した。
続けて、「『天空戦記シュラト』の成功にはいくつかの理由がある。まず、物語は天空界と修羅界の善悪の対立を背景に、八部衆が天空界を守るという使命を担う壮大な冒険を描いており、ファンタジー的な要素のほか、友情や正義、愛、犠牲といった考察が織り交ぜられ、視聴者に深い感動を与える」と述べた。
また、「キャラクターたちの非常に魅力的だ。主人公のシュラトは勇敢で正義感に満ち、どんな強大な敵にも決して屈しない。そのほか彼を支える八部衆のレイガ(迦楼羅王麗牙/かるらおうれいが)やヒュウガ(天王日向/てんおうひゅうが)、そして敵キャラクターもそれぞれ独自の背景を持ち、物語を彩る重要な存在となっている」と論じた。
さらに、「各キャラクターには独特の必殺技があり、『修羅魔破拳』や『迦楼羅翼吹雪』、『龍王火炎戟』など、そのすべてが華麗でインパクトのある演出となっている。特に『獣王曼陀羅陣』は圧倒的な迫力を誇り、幼少期に見た時は鳥肌が立つほどの衝撃を受けた。加えて、オープニング曲とエンディング曲のいずれも素晴らしく、リズムの力強さとメロディーの美しさは、『スラムダンク』のテーマ曲にも引けを取らないほどだ」と評した。
記事は、「当然同作にも欠点はある。特に最終回の展開がやや唐突であり、全体で30話余りしかないため、少し物足りなさを感じる部分がある。これが『聖闘士星矢』や『ドラゴンボール』のように長期シリーズ化することができず、結果として知名度がやや低下した要因となったのだろう」と指摘した上で、「結論として『天空戦記シュラト』は日本アニメの黄金時代の名作の一つといえる。もしまだ見たことがないのあれば、一度見てみることを強くお薦めする。また、熱血アニメが好きな人はぜひ懐かしんで見てほしい」とまとめた。(翻訳・編集/岩田)
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