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中国メディアの環球時報は11日、中国人の平均寿命が79歳に達した秘訣について分析するインドメディア「ニューデリー・テレビジョン」の記事を紹介した。写真は太極拳。
中国メディアの環球時報は11日、中国人の平均寿命が79歳に達した秘訣について分析するインドメディア「ニューデリー・テレビジョン」の記事を紹介した。
記事は、中国国家衛生健康委員会の雷海潮(レイ・ハイチャオ)主任がこのほど、第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の記者会見で、2024年の中国人の平均寿命が前年から0.4歳延び79歳に達したと明らかにしたことに言及。注目すべき点として、山東省、江蘇省、浙江省を含む8つの省では平均寿命がすでに80歳を超えていることに触れた。
その上で、要因としてまず「医療保健基盤の進展」を挙げ、「中国は医療施設、医学研究、公共衛生に多額の投資を行い、国民が質の高い医療サービスを受ける機会を向上させた」と言及した。
次に「経済成長と生活水準の向上」に触れ、「経済の急速な発展は、国民の福祉向上に重要な役割を果たした。収入の増加、栄養状態の改善、住宅条件の向上により、国民の生活はより健康的になった」と評した。
3つ目は、「政府主導による公衆衛生施策」だとし、「病気の予防、ライフスタイルの改善、慢性疾患の早期診断のための施策が行われた。例えば、糖尿病や高血圧などの疾患を早期に発見するための健康診断や、感染症予防のためのワクチン接種などがそれだ」と指摘した。
4つ目は、「健康的なライフスタイルへの意識の向上」があったとし、「中国人の健康への意識は日々高まっており、バランスの取れた食事、定期的な運動、ストレス管理を行っている。心身の健康を保つためにヨガ、太極拳、フィットネスなどを行う人も増えた。有機食品や植物性の食事の普及により、肥満や心血管疾患のリスクも低減している」と論じた。
5つ目には、「環境政策と汚染管理」を挙げ、「中国政府は汚染の監視を強化し、一連の環境保護政策を実施。例えば、ごみの管理や清潔な飲料水の提供などの取り組みにより、健康的な生活環境が保障されている。また、都市の緑化を拡大することで、国民の心身の健康が向上している」とした。
同記事は、「中国人の平均寿命が79歳に達したことは、医療の進歩、経済の発展、公衆衛生政策、ライフスタイルの変化、環境改善が相まって達成されたものであり、国民の福祉向上に寄与している」と評した。(翻訳・編集/北田)
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