データは経済発展を観察する重要な視点だ。ここに示す新たな経済・社会発展データからは、中国経済の活力と強靭性がうかがえる。人民日報が伝えた。

5670万7000――民間企業のデータが示す経済の活力

民間経済は国民経済の重要部分を成している。

国家市場監督管理総局の最新データによると、1月末時点で中国の民間企業数は5670万7000社に達した。2012年の1085万7000社から、10年余りで5．2倍に増加した計算だ。

「民間企業の数の急速な増加は民間経済の盛んな活力を十分に示すものだ」。国家市場監督管理総局の白清元副局長（全国政協委員）によると、民間企業は一貫して全国の登記企業総数の9割以上を占め続けている。

900万――コンピューティングパワー・センターのラック数が示す発展の潜在力

コンピューティングパワーはデジタル経済時代において各業界に活力を吹き込む新たな質の生産力だ。ある研究によれば、計算力指数が平均1％上昇するごとに、GDPは1．8‰成長する。

工業・情報化部のデータによると、中国で現在稼働中のコンピューティングパワー・センターの標準ラック数は900万を超えている。中国移動（チャイナモバイル）の程建軍副社長（全国政協委員）は、「この数字は中国のコンピューティングパワー・インフラの飛躍的発展を示すだけでなく、デジタル経済時代における国家競争力の全面的な向上を反映している」と語る。

475万6000――特許データが示すイノベーションの実力

特許はその国のイノベーション能力を測る重要な指標だ。

国家知識産権（知的財産権）局のデータによると、2024年に中国で認可された特許は104万5000件で、前年比13．5％増だった。2024年末時点で、中国国内の有効特許数は475万6000件に達し、中国は世界で初めて400万件を突破した国となった。

3．8％――エネルギー消費データが示すグリーン発展の揺るぎない力

グリーン発展は質の高い発展の基調だ。

国家統計局のデータによると、2024年に中国のGDP1万元（約20万円）当たりのエネルギー消費量（原材料利用エネルギーと非化石エネルギー消費を除く）は前年比で3．8％減少した。

さらに長い時間軸で見ると、2013年から2023年にかけて、中国は年平均3．3％のエネルギー消費増加率で年平均6．1％の経済成長を支え、グリーン・低炭素発展において歴史的な成果を収めた。（提供/人民網日本語版・編集/NA）