「人への投資」が政府活動報告に初登場、なぜどのように投資するのか―中国

人民網日本語版    2025年3月10日(月) 23時30分

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「人への投資」が政府活動報告に登場したのは今回が初となる。写真は介護研修。

中国の今年の政府活動報告は「より多くの資金・資源を『人への投資』に充て、民生に寄与する後押しをする」方針を打ち出した。「人への投資」が政府活動報告に登場したのは今回が初となる。なぜ「人への投資」を特に強調したのか。なぜ投資し、どのように投資するのか。中国新聞社が伝えた。

なぜ投資するのか

全国政協常務委員で北京大学新構造経済学研究院院長の林毅夫(リン・イーフー)氏は、「人への投資は人の能力や資質を向上させ、ひいては国家・社会の発展に貢献する。これにより、人々は衣食の問題を解決し、そこから徐々により高い水準の素晴らしい生活へと向かうことができるようになる。人への投資は国民の教育水準や健康状態を向上させ、結果として有効労働者数を効果的に拡大させる。労働力の質が向上すれば、潜在能力がより多く発揮され、新たな人口ボーナスが形成される。より質の高い労働力は、中国が新たな科学革命や産業変革を受け入れ、新たな活力を解き放つ上で極めて重要だ。これは中国の成長ポテンシャルの向上に寄与する」と語る。

どのように投資するのか

全国政協委員で南方科技大学副学長の金李(ジン・リー)氏は、資金をより効果的な投資先に向かわせ、特に教育、医療、高齢者福祉の三大民生分野に焦点を合わせる必要があると指摘する。

「新技術の応用と雇用の転換をうまく統合し、新たな雇用機会を創出する」「無償就学前教育を段階的に導入する」「育児手当を支給する」「定年退職者の基本養老金(年金)を適切に引き上げる」。今後の資金の投資先は、政府活動報告の示したこうした民生パッケージとリンクすることになるだろう。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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