2025年3月5日、韓国・中央日報は「元有名アイドルが性的暴行の疑いで裁判にかけられる」と伝えた。

記事によると、ソウル中央地方検察庁は先月、韓国のボーイズグループNCTの元メンバー、テイル（本名ムン・テイル）と知人2人を特殊準強姦（ごうかん）罪の疑いで在宅起訴した。テイルと知人2人は昨年6月に酒に酔った女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。

検察は昨年9月に警察から事件を引き継いだ後、関係者に事情聴取を行うなど捜査を進めてきた。

被害者から通報を受けた警察は昨年8月にテイルと知人2人に対する拘束令状を申請したが、裁判所は「3人が容疑を認めているため拘束の必要性はない」として棄却していた。

テイルは16年にNCTのメンバーとしてデビューし、NCTと派生ユニットNCT127のメンバーとして活動した。所属事務所SMエンターテイメントは、テイルの性犯罪疑惑を受けて昨年10月に専属契約を解除した。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「強姦の罪を認めたら拘束を免れるなんておかしい。法治国家をあきらめたのか？」「あきれて笑うしかない。凶悪犯罪者を野放しにするなんて」「一般人ならすぐ拘束」「この国はお金があれば何でもかなう」「身柄を拘束して捜査しないと。3人が口裏を合わせて証拠を隠滅する時間を与えてしまった」「強姦の容疑者は拘束しないのに現職大統領は拘束。これが韓国の司法部」「この国に正常な裁判官は1人もいないのか」など不満の声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）