中国保険業界協会によると、保険会社にとって保険金支払いのリスクが大きい新エネルギー車の「保険加入困難」の問題を解決する重要な措置として設けられた「自動車保険簡単加入」プラットフォームに接続した大手中堅損害保険会社10社は、新エネルギー車11万4000台分の保険契約をすでに締結しました。なお、新エネルギー車とは電気自動車や燃料電池車、水素エンジン車など、非従来型の駆動方式の自動車の総称です。

保険契約を結んだ自動車には、自家用車などの非営業車と営業車の両方があり、保険金支払いの上限額は計945億元（約1兆9000億円）で、一部の新エネルギー車の「保険加入困難」の問題を着実に解決したとのことです。25日時点で、プラットフォームの登録ユーザーは累計18万5000人に達しました。

この「自動車保険簡単加入」プラットフォームは、金融監督管理総局、工業情報化部、交通運輸部、商務部が共同で発表した「改革の深化と監督管理の強化による新エネルギー車保険の質の高い発展の促進に関する指導意見」に基いて上海保険取引所が構築したもので、1月25日に正式稼働を開始しました。新エネルギー車の所有者はだれでもこのプラットフォームを通じて保険会社にリンクして保険に加入することができ、保険会社側は契約を拒否できません。

2月末前後には、第2期分として約20社の財産保険会社がこのプラットフォームに接続する予定です。（提供/CRI）