2025年2月25日、韓国メディア・韓国経済は「中国の電気自動車（EV）メーカー『BYD』が韓国市場に進出したが、『中国製なので欲しいと思えない』という反応がかなり多い」と伝えた。

リサーチ専門機関「コンシューマーインサイト」が、「発売前後5カ月以内の新車を2年以内に購入する意向がある人500人」を対象に実施した調査によると、BYDのEVスポーツ多目的車（SUV）「ATTO3」に対する関心度は6％、購入の意向は4％と、どちらも1桁台にとどまった。

「ATTO3」と競合モデルである韓国の起亜「EV3」、現代自動車の「KONAエレクトリック」の中から一つ選ぶ形の設問では、「ATTO3」を購入したいと答えた人は14％で最も少なかった。起亜が53％で最も多く、次いで現代自が33％だった。

中国産EVに対する否定的な認識は、別の調査でも確認されている。中古車売買サイト「K Car」が全国30～49歳の男女500人を対象に中国自動車メーカーの韓国進出について意見を聞いた結果、「肯定的」との回答は11．6％にとどまり、「否定的」との回答が51．8％で過半数を占めた。理由（複数回答可）は品質および耐久性に対する懸念が62．2％で最も多く、安全性に対する疑念が54．4％で後に続いた。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「車の安全は命に直結するもだから、当然、チャイナ産には乗らないよ」「1年後には韓国を撤退しているだろう」「中国人はサムスン電子のGalaxyを買わないんだから、こっちもBYDを買わない。性能が信頼できないしね」「中国製は何であれ全て不良品」「中国車に乗ったら陰でヒソヒソ言われそう」「韓国産EVでも有名な会社でも不安なのに、誰が中国産EVに乗ろうと思うのか」「1台でも火災が発生したらおしまいだな」など、厳しい声が多数寄せられている。（翻訳・編集/麻江）