中国・湖北省荊州市江陵県で新しく建設された橋の通行が開始されたものの、わずか半日で傾きが発生した。

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中国メディアによると、今月10日に同県普済鎮にかけられた橋が通行を開始したが、足場も完全に撤去されていない11日の段階ですでに傾きが発生したことが指摘された。現地当局は17日、橋の両側の橋脚が沈下したことによる橋面の傾斜が確認されたとし、現場を封鎖して修復作業を行っていると明かした。

これに先立ち、ある村民は「通行開始から半日で使用停止になった。大型車両は通行していなかった（のに傾いた）」と語り、「新しい橋には杭打ちがされていない個所があるようだ」と話していたということで、いわゆる「おから工事」を疑う声も出ているという。

問題の橋の総工費は165万元（約3500万円）。現在、施工業者が修復作業を急いでおり、1カ月程度で安全性が確保される見込みだという。

普済鎮政府の担当者は「村民が移動に使える橋は他にもある」としつつ、「事故の具体的な原因については現在調査中。法に基づき、厳正に対処する」と表明している。（翻訳・編集/北田）