フランスの高速道路で中国人観光客およそ60人を乗せたバスが事故を起こしたことについて、現地メディアは「彼らは救援サービスに大満足した」と報じた。

仏日刊紙ル・パリジャンが17日付で報じたところによると、バスはパリまで80キロ弱のダルヴォー（Darvault）付近を走行中にタイヤが破裂。後続車が次々と接触する事故になった。運転手はバスを路肩に止め、APRR（フランスの高速道路運営会社）に連絡した。

トラブルが起きたのは午後11時45分ごろで気温も低かったが、連絡を受けて到着した憲兵隊が4台の自動車で乗客らを順次、商店併設のガソリンスタンドへ輸送。ル・パリジャンは「食べ物があり、暖房が効き、トイレがある場所に到着した時、中国人観光客は安堵のため息をついた」と報じている。

その後、別のバスが手配され、中国人観光客は予定通りパリまで送り届けられたとのこと。ル・パリジャンは「中国人観光客は今回の高速道路救援サービスに大変満足していた」「子どもたちは憲兵隊の車に乗るという思わぬ体験に大喜びだった」などと伝えている。（翻訳・編集/北田）