Record China 2025年2月13日(木) 5時0分
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10日、RFIの中国語版サイトは春節の訪日中国人観光客の行動に変化が見られたと報じた。写真は大阪。
2025年2月10日、仏国際放送局RFI(ラジオ・フランス・アンテルナショナル)の中国語版サイトは、春節(旧正月)の訪日中国人観光客の行動に変化が見られたと報じた。
記事は、1月28日から8日間の春節大型連休中に中国から多くの観光客が日本を訪れたと紹介。正式な統計は未発表であるものの、各地の観光協会などの情報によると、訪日中国人観光客は前年同期比3倍前後にまで増加したとみられると伝えた。
そして、今年の春節に訪日した中国人観光客の間では、消費傾向に変化が見られたと指摘。中国・台湾市場向けのインバウンド観光をプロモーションする日本企業、インターセクト・コミュニケーションズによる調査では、主な訪日目的が「グルメ」「温泉体験」「冬景色の鑑賞」「ショッピング」の順となっており、かつての「爆買い」から、食文化の体験や観光そのものを重視する傾向が強まっていることが見て取れるとしたほか、各地の飲食店や寿司店などでは、多くの中国人観光客が日本の味を楽しむ姿が見られたと紹介した。
また、今年の春節連休では東北地方を訪れる中国人観光客が大幅に増加したと伝え、特に宮城県の蔵王キツネ村、山形県の蔵王の樹氷や銀山温泉を巡る周遊バスツアーが人気で、予約数が昨年の2倍以上に達したと紹介。福島県の大内宿や青森県の奥入瀬渓流、八甲田山を巡る冬季アクティビティーも注目を集めたとし、これらのスポットは中国のSNSでも「一生に一度は訪れたい場所」として話題になっていると伝えた。
さらに、ここ数年中国人観光客の間で日本の名門大学訪問がブームになっており、今年の春節連休でも東京大学や慶応義塾大学、早稲田大学、北海道大学などの名門校に多くの中国人観光客が訪れたとし、この現象がかつての「爆買い」にちなんで「爆入学」とも呼ばれていると紹介。東京大学の公式データによると、昨年11月時点で在籍する留学生5231人のうち、約7割(3545人)を中国本土出身者が占めているとのデータを合わせて示した。
記事はこのほか、今年の春節連休において、ショッピングは訪日旅行の主目的ではなくなったものの、高級ブランド品を求める動きは依然として活発だったと紹介。銀座の中古高級ブランド品店では、春節連休最終日に当たった4日に多くの中国人観光客が詰めかけことや、渋谷のジュエリーショップでは、1月(春節期間を含む)の中国人観光客向け売上が前年同月比2.7倍となったことが日本のメディアによって報じられたとし、中国のSNSで話題になった商品が特に人気を集めているという店員の話を伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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