Record China 2025年2月10日(月) 21時0分
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9日、成都商報は、湖南省で9歳の少年が爆竹で自動車を燃やしたトラブルを巡り、裁判所が少年側の全面的な責任を認める判決を下したと報じた。資料写真。
2025年2月9日、成都商報は、湖南省で9歳の少年が爆竹で自動車を燃やしたトラブルを巡り、裁判所が少年側の全面的な責任を認める判決を下したと報じた。
記事によると、湖南省張家界市桑植県で昨年1月28日午後、道路沿いに駐車していた車両から突然出火して使用不能となった。修理店が修理費用について約8万元(約168万円)の見積もりを出し、持ち主は車両の自然発火による損害だと考えて保険会社に賠償を求めたところ、人為的な原因による火災であると判断され、保険金の請求は認められなかった。
その後、持ち主から通報を受けた警察官がドライブレコーダーの映像と路上監視カメラの映像を確認したところ、少年が現場で爆竹のようなものを手にして遊んでおり、この物体を車両前部の隙間に投げ入れて立ち去った3分後に出火する様子が映っていた。
持ち主は映像の少年とその父親を見つけ出し、賠償を求めて交渉するも解決には至らなかったため、地元の裁判所に提訴。裁判を担当した同県人民法院は、民法の規定を踏まえて少年の行為が持ち主の財産に損害を与えたことを認め、少年の保護者に賠償金8万4000元(約176万円)余りの支払いを命じた。
すると、少年の父親は「息子は道端で拾ったライターを好奇心から車のそばに投げただけ。出火当時、息子はまだ10歳未満で全責任を負わせるのは不当。それに、車の持ち主が不適切な路上駐車をしていたことも問題であり、その責任を負うべきだ」と主張し、持ち主側に7割の責任負担を求めて控訴した。
同市中級人民法院でこのほど開かれた2審では、持ち主が提出した証拠資料で当時少年が車両のそばを通った際に手で何かを投げるような動作を繰り返していたこと、爆竹の燃焼音が聞こえたことから少年が爆竹のような物体を車に投げ入れたと認定。その後3分間、他の人や車、物体が車両に接触しておらず、少年による行為による火災であるとの明確な判断が下された。
また、少年は当時9歳で、自らの行為がどのような結果をもたらすかを正確に理解するのは困難であったものの、社会常識や日常生活の経験から考えれば9歳の子供でも火気や爆竹の危険性をある程度理解できること、保護者が子供に適切な安全教育を十分に施していなかったこと、車両の駐車場所が法定の駐車スペースではなかったものの、火災事故は持ち主の責任範囲を超えていることから、同法院は控訴を棄却し1審判決を維持したという。(編集・翻訳/川尻)
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