anomado 2025年1月30日(木) 12時30分
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春節(旧正月)を迎えた中国映画市場では、初日の興行収入が20億元(約428億円)を突破し(前売り券を含む)、過去最高の数字を記録している。
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春節シーズンは映画界で年間最大のマーケットとなり、「春節檔」と呼ばれ人気作品が集中する。春節元旦となった29日の午後、中国映画市場では興行収入総額が早くも20億元を上回り、夜には24億元(約512億円)を突破。コロナ禍によって1年間にわたる映画館の全面休業を経た2021年の春節シーズンの記録を破り、過去最高の初日記録をマークしている。
映画・ドラマのデータ分析アプリ「猫眼専業版」によると、興行ランキングトップは中国アニメ映画「哪吒之魔童鬧海」で6億1900万元(約132億円)、観客動員数は1204万人となった。2位は人気シリーズ映画の前日譚となるコメディー作品「唐探1900」で6億300万元(約130億円)、3位はシリーズ第二弾の時代劇「封神第二部:戦火西岐」で4億7500万元(約102億円)となっている。
ツイ・ハーク(徐克)監督、シャオ・ジャン(肖戦)主演の「射鵰英雄伝:侠之大者」は、前売り券の売り上げが3億5300万元(約76億円)を突破し、2025年の春節作品でトップ、歴代5位の記録を打ち立てた。しかし、初日のランキングでは興行収入4億1600万元(約88億円)で4位と後退している。
なお、前売り券の売り上げランキングでは、「唐探1900」が歴代6位、「哪吒之魔童鬧海」が同7位と「射鵰英雄伝:侠之大者」に迫る勢いを見せていた。
「射鵰英雄伝:侠之大者」は、過去に繰り返し映像化されてきた人気武侠小説「射鵰英雄伝」が原作ということで、ストーリー面ではその切り口にさまざまな意見が上がっている。しかし、ツイ・ハーク監督ならではの特殊効果と融合させた鮮烈なアクションシーンは好評で、武侠作品に目の肥えた中国の観客からも高い評価を得ている。(Mathilda)
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