中国交通運輸部（省）は今月21日、2025年の春節（旧正月、今年は1月29日）に合わせた8連休中、7人乗り以下の小型乗用車を対象に中国全土の高速道路料金が無料になることを発表した。具体的な期間は、除夕（大晦日）に当たる1月28日0時0分から、2月4日24時0分までとなっている。人民日報が報じた。

交通運輸部の関係責任者によると、高速道路料金が無料の対象となるかは、出口料金所を通過した時刻によって判断される。そのため、最終日の2月4日に高速道路を通行していて、もうすぐ24時という時に、まだ目的地に到着していない場合は、最寄りの料金所から高速道路を降りると、そこまでの料金が無料になる。その後、再び高速道路を利用すれば、その料金所から目的地までの区間の料金を払うだけでよいことになる。

今年の春運期間中、自動車での移動が引き続きメインとなり、延べ72億人の移動が見込まれ、地域を跨いで移動する人の8割を占めると見られている。うち、新エネ車が占める割合は一日平均交通量の約19％に達し、前年同期比で大幅に増加すると見られている。

高速道路走行中に電欠になるのが心配という人が増えている現状を鑑み、交通運輸部は「e路暢通」ミニプログラムをリリースした。ミニプログラムを立ち上げ、「充電サービス」をクリックすると、最寄りの充電施設をチェックすることができるほか、「急速充電」できる施設やすぐに充電できる施設だけをチェックして、そこまでのルート案内をしてもらうこともできるという。（提供/人民網日本語版・編集/KN）