タレントの中居正広が芸能界引退を発表したことが、中国でも反響を呼んでいる。

中居は23日、有料の会員サイトで「私、中居正広は本日をもって芸能活動を引退いたします」と発表した。事務所である「（株）のんびりなかい」は残りの手続き等が終わり次第廃業することを報告し、このタイミングになったことについては、「私がこれまでに携わらせて頂きましたテレビ各局、ラジオ、スポンサーの打ち切り・降板・中止・契約解除等に関する会談がすべて終了し、本日となった」と説明した。

中居をめぐっては昨年、週刊誌が「女性との性的トラブルがあり、高額の示談金を支払った」などと報じた。その後に発表した声明では、「トラブルがあったことは事実」と認めたが、相手の女性と示談が成立したことから「今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」とつづった1文が批判を呼んでいた。

中居は引退を報告した文章の中で「これであらゆる責任を果たしたとは全く思っておりません。今後もさまざまな問題に対して真摯に向き合い、誠意を持って対応してまいります。全責任は私個人にあります」などとした上で、トラブルの相手、関係者、ファンらに向けた謝罪の言葉をつづった。

中国では大手メディアは報じていないものの、一部エンタメメディアや日本の情報を発信するSNSアカウントなどが相次いで伝えており、ネットユーザーからは「あの中居くん？」「それで、彼は一体何をしたんだ」「これは『枕営業』というやつか？」「本人にとって単なる守り。ファンは今後、『彼はもう一般人なんだから』とかばうだろう」「数年後に復帰したりして」「逃げるは恥だが役に立つ」「（関係があったとうわさされる）フジテレビは倒産だな」「SMAP復活が永遠になくなってしまった」といった声が上がった。

このほか、日本のSNS上にあふれる不確かな情報までもが中国で拡散しているようで、中居に対して極めて厳しい内容のコメントも多数見られた。（翻訳・編集/北田）